日本テレビ

高畑勲監督のアニメ映画「火垂るの墓」が15日、日本テレビ系「金曜ロードショー」枠(金曜午後9時)でノーカット放送。地上波での放送は18年4月以来7年ぶりで、8月15日は終戦から80年となる。

同作は野坂昭如氏の直木賞同名作品を原作としたスタジオジブリによるアニメーション映画。戦争で両親を亡くした14歳の少年・清太と、4歳の妹・節子が懸命に生きる姿を描いた。高畑勲氏が監督と脚本を手がけ、1988年に公開された。

同作のエンディングで、節子と清太はそれぞれ栄養失調で死んでしまう。X(旧ツイッター)の中には、フードロスを生んでしまったマクドナルドの「ハッピーセット」の転売問題と結び付ける投稿も一部であった。

「つくづく今回のマックでハッピーセットを大量に廃棄した転売共の事が許せない」「しかしまー…… ハッピーセットのハンバーガーが大量に捨てられたりする今の時代、火垂るの墓は見るべき映画なのかもね」「捨ててあるハッピーセット食べさせたったらええのに ポケカ付いてへんけど」「ハッピーセットを捨てるやつは、#火垂るの墓 見た方がいい」「80年前の今日は食べ物がなくてみんな困ってたはずなのに、80年後のこのタイミングで、ハッピーセットのポケカだけのためにハンバーガーが捨てられる事になるなんて切ない。ジャンクフードとはいえ立派な食べ物だもの」などと書き込まれていた。

「金曜ロードショー」公式X「アンク」は午後9時の放送開始から連続投稿を始めた。放送開始と同時に「『#火垂るの墓』は1988年、実は『#となりのトトロ』と2本立てで公開されました。『火垂るの墓』が#高畑勲監督の作品、『となりのトトロ』が#宮崎駿監督の作品です。同じ年に両監督の作品が公開されたのは、この時と2013年の『#風立ちぬ』『#かぐや姫の物語』公開時の2回だけです」と投稿。開始早々に「火垂るの墓」がトレンド入りし、日本トレンド1位に上りつめた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 戦後80年…「火垂るの墓」で「ハッピーセット」転売問題を憂うX民「捨てる奴は見るべき映画」