税理士芸人、調査官から“先輩芸人は売れますか?” 苦渋の回答にスタジオ猛ツッコミ
お笑いコンビ、Gパンパンダの星野光樹(33)が11日放送の日本テレビ系「大悟の芸人領収書」(月曜午後11時59分)に出演。税理士の資格を持っていることで先輩芸人の税務調査に立ち会った際の、心残りを語った。
番組では過去にお笑いトリオ、みちがえるのたけし(40)が税務調査の対象になったエピソードを披露していた。たけしは税務署職員から「あなたの芸人のしての収入が少なすぎて、我々はあなたを芸人と認めません」と告げられたことを明かしていた
最終的に税務署職員から「先日、隠れてあなたのライブを見に行かせていただきました。あなたのネタはお客さんにはまったくウケてなかったです。でもウケてないにも関わらず、最後まで汗を流しながらネタをやる姿。我々税務署はあなたを芸人と認めます」と言われたことを語り、話題となった。
これを踏まえ星野は「そこに実は同席してまして」と告白。「1つだけたけしさんに言えていないことがあって。税務調査の途中でたけしさんがトイレに行って、税務調査官と2人きりになった時間があった。税務調査官が『事業というのは、どうしても初期の頃は赤字が出ることもありますよね。ただ、これから先の将来で確実に収益が見込まれているのであれば、それは事業と認めていいんじゃないか。趣味じゃなく仕事と言い切れるんじゃないかと私は思います。これをふまえて星野先生、税理士の見地からしてたけしさんは、数年以内に売れますか?』って聞かれたんですよ」と語った。
星野は「もちろん僕は後輩芸人で、お世話になってる先輩なので『もちろんこの人売れますよ』って言いたい。でも税理士という国家資格を持ってるんですよ。税理士法37条でも、税理士の信用を落とすような行為をしてはいけないっていうのがあるんですよ。で僕最終的に迷って、『ここ数年では無理そうです』って言ったんですよ」と告白。スタジオにいた芸人から「おい!」と猛ツッコミにあった。
星野は「ライブシーン見てたらわかるじゃないですか。『この人が次に行きそうだ』みたいな」と語った。大悟は「結果的にはな、なんとかなったからな」と納得した。
星野は「僕の心の中でもそのときに『難しそう』って言ってしまったっていうのがずっとつっかえとしてあって」とたけしの資料を印刷したコピー代の領収書を提示。「こういう税務調査のときはクライアントに請求するんです。たけしさんに『払ってください』って言いたいんですけど、その申し訳なさがあるので言えなくて」と告白。大悟は「いい。いい。ワシが払う」とその領収書を“承認”した。