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父の営業する芸能事務所で働く小鳥遊紡は、個性的な7人のイケメンから成る新人アイドルグループ、「IDOLiSH7」のプロデュースを委ねられます。
見事オーディションに合格し選ばれたのは、和泉一織・二階堂大和・和泉三月・四葉環・逢坂壮五・六弥ナギ・七瀬陸ら。
しかし彼等はそれぞれ芸能活動の妨げとなる人に言えない事情や秘密を抱えており、紡はメンバーの助けになるべく奔走します。
ライバル事務所が暴露したスキャンダルに足を引っ張られながらも、「IDOLiSH7」はアイドルとして着実に成長していき、遂に業界トップにのし上がるのでした。
「IDOLiSH7」最年長の22歳、リーダーを務めている青年。
トレードマークは眼鏡と三白眼、イメージカラーは緑、CV白井悠介さん。
気さくで飄々とした人柄がウリの彼は、年下をいじる面白お兄さんキャラを演じている反面、中身は意外と熱血で仲間想い。
「IDOLiSH7」随一の演技派として多数の舞台やドラマ、映画に出演しており、どんなジャンルの芝居もこなす、エネルギッシュな若手俳優として頭角を現しています。
好きなものはお酒と和食、嫌いなものは熱いものと面倒なもの。
実は大物俳優・千葉志津男の隠し子。
幼少期は業界人が集まる父の別邸で暮らしており、自分が愛人の子であることは知らず、皆の輪の中心にいる父を慕っていました。
その後千葉と正妻がおしどり夫婦として出演した番組を偶然視聴し、「だまされていた」とショックを受けます。
以降は父親を憎んで復讐を誓い、アイドルとして大成してから隠し子の事実を暴露し、父親のキャリアをめちゃくちゃにしようと芸能界入り。
当初は「IDOLiSH7」を復讐の道具と割り切り利用する気満々でしたが、次第にメンバーに情が移り、自分の目的と仲間を欺いている罪悪感のはざまで葛藤することに。
現在は父親と和解し俳優業に専心。
先輩アイドルの千とは父親が催した集まり、通称・千葉サロンに彼がいた頃からの顔見知りで、今に至るまで何かと気にかけてもらっています。
最初にご紹介するのは1部1章のオーディションエピソード。
新米マネージャーの紡は同じく新人アイドルグループ「IDOLiSH7」のプロデュースを任されるものの、事務所所長の父から、突如として「7人のうち3人を選べ」と言われます。
そこでオーディションを行って実力をテストするも、皆それぞれ良さや魅力を持っており、なかなか3人に絞ることができません。
悩む紡やギスギスするメンバーを見かねた大和は、真っ先に空気を読んでオーディション辞退を表明。
他の仲間が止めるのも聞かず、会場を出て行こうとします。
「俺の志望動機なんて、どうせ復讐みたいなもんだ。まともな夢を持ってる奴にゆずるよ」。
このセリフがまさか3部の伏線になっていたなんて……!
もともと最年長ということもあり、他のメンバーの審判役を頼まれていた大和。
芸能界入りを志した動機こそネガティブなものですが、決してアンフェアな人物でも冷血なエゴイストでもない証拠に、物語のスタート地点で仲間を優先しているのに注目。
皆の束ね役として前に出ていた大和が辞退の意志を伝えることで、場の流れが劇的に変わった様子を顧みると、年少メンバーを操縦するお兄さん力の高さに恐れ入ります。
まだ初々しい大和が一番最初にお兄さん力を発揮した、記念すべきエピソードではないでしょうか。
登場話数:アプリ1部1章
看板番組の裏で「TRIGGER」司会の歌番組が始まると一足先に知ってしまい、それを伝えに来た壮五は不安顔。
皆で彼を励ます中、壮五を完全に子供扱いした大和は、「よし、絵本を読んでやるから寝ちまいな。」と断言します。
大和が添い寝で絵本を読み聞かせてくれるなんてパラダイスじゃないか……!?
実はこの前段にて、某番組にて陸が体調不調に陥り、それをフォローした天と一織が喧嘩になる一幕がありました。
その後楽屋に戻った仲間たちが、こぞって陸を慰める光景を見た大和は、「子供をあやしてるみたいだ」と呆れます。
そんな自分が一番仲間を甘やかしてる上、「子供をあやしてるみたい」と突っ込まれれば、「流行ってるみたいだから」とすっとぼける……。
尊みがプライスレスです。
登場話数:2部4章
メディアへの露出が増えるに伴い人気が上昇し、無責任な中傷や批判にさらされることも増えた面々。
とりわけ外見と中身のギャップが激しい三月は、「ファンに求められてないのでは」と傷付き、元気を失っていました。
すると大和は三月に手を出してみろと促し、「ほどほど」をプレゼントするのです!
曰く「一生懸命」をくれた三月に今度は「ほどほど」を贈るので、周囲の声に振り回されすぎず、マイペースに頑張れとのこと。
三月の素の魅力を理解し、その成長を応援しているからこそ、無茶して自滅するなと諭してくれるのが有難いです。
どうしたって恩着せがましくなってしまいそうなところを、軽いユーモアを交え、さりげなく励ますのが憎いですね……!
大和にもらった「ほどほど」を、大事にとっておく三月にもほっこり。
登場話数:2部8章
三月たちメンバーと喧嘩し、「IDOLiSH7」が住む寮を出て行った大和。
その後テレビ番組のスタジオと楽屋でメンバーと合流した際、話し合いがしたい壮五の飲みの誘いを断り、「これで出前でもとれ」と大金を渡しました。
何故そこ!?と突っ込まれる方もいるでしょうが、ちゃんと理由があるので聞いてください。
お兄さん力とはリーダーシップや包容力のみを指すのにあらず!
大人だからこそ意地や沽券が邪魔して素直になれない遠回しな気遣い、不興を買うのを承知でせざる得ない後出しフォローも、それに数えられるのではないでしょうか?
お金だけ渡して放任がずるいのはド正論。
しかし誰に対しても広く浅く深入りせず、上手く世渡りしてきた大和がそんな露骨に好感度を下げる対応をとった事実こそ、置き去りにした皆の暮らしぶりを案じ、内心後ろめたさを感じていた証。
本来無関係なメンバーを独りよがりな復讐に巻き込んでしまったお詫びに、過分なお金を渡すことがこの時の大和に出来る最大の罪滅ぼしだったと考えると、不器用すぎるお兄さんが愛おしくなりませんか?
それはそれとして、お金持ちなお兄さんには焼き肉をおごってもらいたいです。
登場話数:アプリ3部4章
年末恒例のお祭り音楽番組「BLACK or WHITE LIVE SHOWDOWN」の事前インタビューにて、大和は優勝への意気込みを語ります。
が、話しているのはもっぱら仲間のこと。
アイドルは人を幸せにする存在と前置きしてから、「IDOLiSH7」の仲間たちがファンのみに留まらず、いかに自分を幸せにしてくれたか、そのすごさをアピールしまくり!
「どうだ、うちの子すごいだろ」と後方保護者面をきめこんでノロケるドヤ顔は、親バカもとい兄バカ全開で、微笑ましいの一言に尽きますよね。
コイツらの為なら泥をかぶっていいと思える仲間に巡り逢い、人間不信の過去を吹っ切った優しい笑顔に、自称お兄さんの成長を感じました。
登場話数:アプリ6部
以上、二階堂大和のお兄さん力がほとばしるエピソード5選でした。
独断と偏見を基準に取り上げましたが、大和の魅力はここでは語り尽くせないので、気になる方はぜひアプリをプレイしてください。
常に年下を気に掛ける包容力と、ひねくれた部分のバランスが最高ですよ!