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まずは漫画の神様・手塚治虫が生み出した元祖男装女子、『リボンの騎士』のサファイア。
彼女は天使チンクの悪戯により、男女両方の心を併せ持って生まれたお姫様。
普段は男性の性質が強く出ており、凛々しい騎士スタイルで悪党と戦います。
しなやかな脚線美を引き立てる白タイツが眩しいですね!
サファイアが生まれたシルバーランドの法律では男にしか王位継承権がない為、物心付いた時から王子として育てられた事情も、キリッとした立ち居振る舞いに影響しています。
正義感が強く勇敢な性格で、作中数々の冒険を繰り広げ、乙女のハートをゲットしました。
『ベルサイユのばら』のオスカルは、「オスカル様」と様付けで呼びたくなる、正統派男装女子の決定版!
オスカルは代々フランス王室に仕える貴族の六女として生まれ、跡継ぎを切望していた父親によって、息子として育てられました。
海外では「レディオスカル」の愛称で認知され、爆発的な人気を誇っています。
作中では近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務めたのち、バスティーユ監獄の襲撃に参加し、華々しい戦死を遂げました。
連載当時から彼女に熱を上げる読者は続出し、死亡エピソードの掲載後、現実に葬儀が催されています。
悲劇の王妃マリー・アントワネットに捧げた敬愛と忠誠、幼馴染のアンドレやフェルゼンとの関係も、時代のうねりを描いた「ベルサイユのばら」の大きな見所でした。
『花ざかりの君たちへ』の芦屋瑞希(中央)は、偶然目にした陸上選手・佐野泉の走り高跳びに憧れ、性別を偽って全寮制の男子校に編入します。
寮では意中の佐野とルームメイトになり、関西人の中津をはじめとする個性豊かな学生たちと、固い友情を結びました。
性格はやや天然気味で人懐こく、男装がバレそうになる都度冷や汗をかきながら、ハプニング続きの学園生活を謳歌しています。
一目惚れの相手を追いかけ男子校に飛び込んだり、怪我が原因で走り高跳びを断念した佐野に食い下がったりと、突出した行動力に恵まれているのが長所。
文化祭イベントで女物の服を着た際は、圧倒的にナチュラルな可愛さで皆をときめかせました。
カミングアウト前から中津の心を奪い、「ジブン同性愛者ちゃうんか?」とぐるぐる悩ませた、罪作りな主人公です。
『ペルソナ4』の白鐘直斗は探偵王子の異名で脚光を浴びる、絶賛売り出し中の少年探偵。
警察機構と懇意な探偵一族・白鐘家の五代目でもあり、卓越した推理力と研ぎ澄まされた観察眼でもって、八十稲羽で起きる連続殺人事件に挑みます。
端正な容姿とクールな性格に加え、名探偵の血統に絶大なプライドを持った直斗の最大の秘密は、実は女性であること。
男所帯の警察では女性が軽んじられる場面も多く、自身の性別にコンプレックスを抱き、世間が理想とする探偵像を演じていたというのが真相でした。
女性陣の中では唯一レシピを見ながらまともに料理ができるあたり、生来の真面目な気性が窺えて微笑ましいです。
『Fateシリーズ』のセイバーことアルトリア・ペンドラゴンは、アーサー王伝説の主役、アーサー王その人でした。
もともとは平凡な娘でしたが、聖剣エクスカリバーを抜いたことで運命が激変し、アーサー・ペンドラゴンと名を偽って数々の英雄譚を打ち立てます。
アーサー王の本当の性別を知る者はごく僅かで、生前の本人もこの事実に苦悩し、正妃や実子、仲間と軋轢を起こしていました。
『Fate/Zero』では衛宮切嗣と契約し、彼の妻・アイリスフィールに表向きの主従の誓いを立て、ボディガードの役割をこなしています。
アイリスフィールに仕立ててもらったオーダーメイドスーツに身を包み、颯爽と主人をエスコートする所作には、「イケメンすぎる!」と女性ファンが絶叫。
騎士王の常として乗り物との相性もよく、ネオン瞬く夜の街で猛然とバイクを駆る姿は、最高にキマっていました。
『美少年探偵団』の瞳島眉美は私立指輪学園中等部2年B組の生徒で、「美観のマユミ」の通称で呼ばれています。
もともとは普通の女の子でしたが、10年間探し続けた星に関する事件で美少年探偵団のメンバーと知り合い、彼等への興味から男装して入団。
そんな眉美の秘密は、遠く離れた物を細部まで鮮明にとらえ、物陰に隠れた物体すらハッキリ見透かす、常人離れした視力。
普段は特殊なメガネで視力を調整し、どうにか日常生活を営んでいます。
男装も踏み切った理由は美少年探偵団に認められてもらうためと、初対面の袋井満に「墨汁みたいに暗そうな女」と貶された結果でしょうか?
『ポケットモンスターSPECIAL』のイエローは第2章の主人公で、相棒のピカチュウを連れ、世界を旅して回りました。
スナフキンのような旅装束と麦わら帽子、肩に釣竿を担いだスタイルが、やんちゃな少年ぽくてショタ好きの心をくすぐります。
イエローはトキワの森に10年に1人現れる、「ポケモンの心を読んで癒す者」。
第1章の主人公レッドに助けられたことがきっかけで憧れを抱き、彼を探しに旅立ったイエローが男装しているのは、「女だとなめられるぞ」とブルーに言われた為。
華奢で小柄な風貌におっとりした気性が相俟って、確かにそうかも……と納得させられてしまいます。
麦わら帽子の下には金髪ポニーテールを隠しており、ボクっ娘の真実が発覚した回では、数多くの読者の衝撃を与えました。
『少女革命ウテナ』の天上ウテナは、王子様のように気高くかっこよく在ることを信条にする男装女子。
学園の生徒からは「ウテナ様」と呼ばれ、アイドル的人気を誇っています。
そんな彼女は曲がったことが許せない激情家で、友人の恋心を踏み躙った西園寺莢一に決闘を申し込み、激動の運命に巻き込まれていきました。
ウテナと姫宮アンシーの百合百合な絆は、『少女革命ウテナ』を語る上で避けて通れません。
その反面トロフィーワイフとして扱われる「薔薇の花嫁」のシステムを嫌い、アンシーとは常に対等な友人であろうとするなど、公平な視点を持っていました。
歌劇の一幕のようにレイピアを振るい、デュエリストを蹴散らすさまがかっこいいです!
『美少女戦士セーラームーン』シリーズの天王はるかはセーラーウラヌスに変身する天才レーサー。
原作とアニメでは設定が異なり、漫画版では男女両方の体を行き来し、アニメでは男装の麗人として、パートナーの海王みちるといちゃいちゃしています。
現役高校生レーサーとして活躍していることからもわかるとおり運動神経抜群で、さらにはピアノも弾けるといった完璧ぶり。
セリフが全部口説き文句に聞こえるキザな言動も様になっており、膨大な数の女性ファンが存在します。
されど本人は高級マンションで同棲中のみちる一筋、傍目にはノロケにしか見えない濃密なスキンシップを欠かしません。
テレビアニメでは制服姿のままスポーツカーを飛ばし、原作では自家用ヘリの送迎で学園に通っており、財と美貌を兼ね備えたリッチな演出は、『テニスの王子様』の跡部並でした。
『有頂天家族』の下鴨母は、京都で暮らす下鴨4兄弟の実母にして、熱狂的な宝塚ファンでもあります。
その正体は変身能力を持ったタヌキで、しばしば「黒王子」と名乗る男装の麗人に化け、宝塚通いに精を出していました。
デカダンスな言動は大好きな歌劇の賜物でしょうか?
キレた時は「くたばれ!」と啖呵を切るのが癖で、肺活量に物を言わせた迫力に、宿敵の夷川一家もびびるほど。
周囲に出来損ないと陰口を叩かれる息子たちを心から愛し、亡き旦那を「総さん」と呼んで現在も慕い続ける、かっこいいおかんです。
『無職転生』のフィッツ先輩は、アスラ王国王女アリエルの守護術師で、希少な無詠唱魔術の使い手です。
ラノア魔法大学におけるルーデウスの上級生にあたり、「アスラ王宮が秘密裏に育て上げた血も涙もない戦闘機械」と囁かれ、学生たちに一目置かれていました。
中性的に整った顔立ちと紳士的な振る舞い、サングラスが醸し出すミステリアスな雰囲気から、「無言のフィッツ」の異名で女子の視線を釘付けにしていた先輩。
その正体はフィットア領転移事件によってルーデウスと別れたエルフの少女、シルフィエットでした。
頭髪が本来の緑から白に変わってしまったのは、転移のショックで色素が抜け落ちた為。
転移後に偶然助けたアリエルの護衛となり、権力争いに巻き込まれるのを避けて男装していた、というのが真相だったのです。
『喧嘩番長 乙女』の中山ひなこは双子の兄・鬼ヶ島ひかるに頼まれ、不良の巣窟・獅子吼学園に替え玉入学しました。
もともとは天涯孤独の身の上で、ひかるの存在を知らず施設で育ち、ヤンキー派閥の抗争と無縁な日々を送っていたひなこ。
そんなひなこは武道の達人!
施設の方針で幼い頃から武術を叩き込まれた結果、周囲の誰より強くかっこいい、ド根性を内に秘めたイケメンが出来上がってしまったのです。
普段はひかるになりきって学ランで過ごし、出会い頭に喧嘩を吹っかけてくる自校や他校のヤンキーたちと、拳で熱く語り合いました。
彼女が学園をシメられるか気になる方は、アニメとゲーム両方で、無双系男装女子の成り上がりを応援してください。
『東京喰種:re』の六月透は佐々木俳世が束ねるクインクスの一員で、自分が女であることを嫌悪し、普段から男装しています。
それは父親の性的虐待が原因で、家族と死別後もトラウマに苦しみ、たびたび情緒不安定に陥って周囲に心配されていました。
問題児揃いのクインクスでは優等生ポジをキープし、俳世を「先生」と呼んで慕い、独占欲の入り混じった執着を向けています。
中盤以降は殺戮衝動をおさえきれず闇堕ちし、「生まれてこなければよかった」とラスト付近で自殺を図るも、力を合わせて死地をくぐり抜けた仲間の呼びかけに心を動かされ復活。
ヤンデレ系男装女子と聞いて、真っ先に思い浮かぶ人物でした。
『プリパラ』シリーズの紫京院ひびきはパプリカ財閥御曹司で会長の孫。
7歳で男児モデルデビュー以降天才子役の評判を欲しいままにし、モデル・俳優・歌手として快進撃を続け、「ミスターイケメンユニバースオブザイヤー」を受賞。
プルト三国女王に「最高のプリンス」の称号を贈られるなど、世界一のイケメンといっても過言ではない人物です。
そんな完全無欠の王子様の正体は、「僕にとって演じることは日常」と言いきり、至高の演技でファンすら欺いた女の子!
髪を切ったひびきを見たスカウトマンの誤解が発端とはいえ、男装にかける熱意はまじりけない本物で、劇中でも男物のコーデに身を包んでいます。
『BASARA』の更紗は双子の兄・タタラの代わりに男装し、革命軍を率いる少女。
白虎の村の長の娘として生まれ、圧制に喘ぐ民衆を救済する「運命の子供」であると予言されるも、彼女を戦いに駆り出したくないタタラが「運命の少年」を僭称した為、長い間真実を知らずにいました。
兄の死後に士気が下がるのを危惧した更紗はタタラとして立ち上がり、日本各地で仲間を集め、暴君に反旗を翻します。
タタラの時は「わたし」、更紗の時は「あたし」と一人称を使い分けるなど、こまやかな配慮に苦労が忍ばれますね。
片や民の希望を双肩に託された革命軍のカリスマ、片や朱里に恋する平凡な少女として、波乱万丈な半生に翻弄される苦悩が泣かせました。
『フルーツバスケット』の草摩慊人は草摩家の現当主で、十二支の神として彼等を束ねています。
透曰く「由希に負けないくらい綺麗」だそうで、黒髪ショートヘアの中性的な見た目に馴染む、和装の破壊力はご覧の通り。
一見穏やかな人物ですが、その内面は極めて不安定で、両親に与えられなかった愛情の代替物を十二支に求めていました。
故に男の十二支を愛し女の十二支を虐げ、自分をさしおいて色恋沙汰に現を抜かそうものなら、監禁や暴力も辞しません。
なお慊人の性別は草摩家のトップシークレットで、当事者の十二支もごく少数しか真実を知らず、本人も決して口外せずに生きてきました。
『桜蘭高校ホスト部』の藤岡ハルヒは成績優秀な特待生で、セレブ揃いの桜蘭高校では珍しい、一般家庭出身者です。
もとは冴えない眼鏡のガリ勉で、ホスト部の部室に迷い込んだのも、落ち着いて自習できる場所を探していたから。
しかしホスト部の面々に素材の良さを見出されてイメチェンし、親しみやすい笑顔と行き届いた気配りでもって、女の子を接待する側に回りました。
早い話がヒーローとヒロインを両立する主人公で、身も心もハンサムなハルヒがメンバーに影を落とす問題を解決していくのが、『桜蘭高校ホスト部』の魅力といえます。
普段着ている制服は父のお下がりの改造品で、桜蘭高校の制服は一式十数万と高すぎる為、男子の格好をしていたのだとか。
紆余曲折を経て女バレしたのちも借金返済を目的にホスト部残留を決め、男装を続けています。
『半妖の夜叉姫』の日暮とわは、『犬夜叉』の日暮かごめの弟・日暮草太の家庭で育てられた、半妖の少女です。
妖怪の殺生丸と人間のりんの間に生まれたとわは、鋭敏な五感と優れた身体能力を誇り、スポーツや武道全般が得意。
自室には各種トレーニング器具やトロフィーが置かれ、日頃の鍛錬のハードさを物語っています。
男装の理由は喧嘩の時に都合がいいからで、不良に絡まれた際はズボンを穿いた足で強烈な蹴りを見舞い、あっさり撃退しました。
弱い者いじめをほっとけない性格故にトラブルに巻き込まれがちですが、家族や友達を大事にする在り方は、イケメンの称号にふさわしいです。
『合コンに行ったら女がいなかった話』の蘇芳(中央)は、男装BARでバイトしている大学生。
本来の姿は黒髪ロングの女子大生ですが、男装のクオリティーは非常に高く、仕事中は完璧に男に化けています。
バイト後に男装のまま講義に出席することもあり、突如キャンパスに現われるイケメン、「SSRのプリンス」として女子に騒がれていました。
同僚の琥珀や藤に男友達感覚で軽口を叩く一方、合コンの席で知り合った常盤を気に入り、他の女の子と仲良くしているところにちょっかいをかけたりと、面倒臭い王子様の本領を発揮。
これからアニメを鑑賞する方は、男性キャラすら乙女化待ったなしな、彼氏面女装男子のイケメンオーラに充てられてください。
以上、女装男子ミスターコンテストのエントリーキャラは19名。
こうして見ると男装の理由は人それぞれでしたね。
それでは、このなかで見た目がタイプの子に投票をお願いします!
男装女子ミスターコンテスト開催!見た目がタイプの子に投票してね!