江戸川コナン/工藤新一の名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「不可能な物を除外していって残った物が…たとえどんなに信じられなくても…それが真相なんだ!!」

原作コミック第28巻FILE.9「最後の一矢」

 

服部平次と共に、解決に向けて行動していた事件での一幕。

 

真相にたどり着いたコナンが伝えた犯人が信じられず、声を荒らげた平次に向かって放った言葉です。

 

一つの真実を追い求める探偵としての力強い発言は、平次の心に響きました。

 

 

「Drugs and murder are foul without any excuse…(麻薬と殺人はやっちゃならねー反則…)  deserve a red card for a loser…(みっともねーレッドカードだよ…)」

原作コミック第29巻FILE.11「レッドカード」

 

コナンが昔から憧れだったサッカー選手レイ・カーティスに向けて、苦しみながらも発した言葉です。

 

ひとつ上の名言とは打って変わって、今度は平次に伝えられた推理を否定するコナン。

 

しかし、真相は皮肉にも憧れていた人物が犯人でした……。

 

コナンは自首を進め、認めたレイは出頭し事件は解決へと向かいます。

 

 

「人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが…人が人を助ける理由に…論理的な思考は存在しねーだろ?」

原作コミック第35巻FILE.4「ゴールデンアップル⑤」

 

新一が江戸川コナンになる前、蘭と一緒にニューヨークの通り魔のピンチを助けたシーンでのセリフ。

 

命を救った通り魔は実はベルモットの変装で、彼女の今後の人生にも大きな影響を与えた言葉です。

 

「人を助ける」って簡単に言うけれど、具体的にどういうことだろう?と一考したとき、ぜひ読み直したい名言ですね。

 

 

「0はすべての始まり!そこから出発しねぇと何も生まれねぇし… 何も達成できねぇって… そう言っとけよ!!」

原作コミック第72巻FILE.1「厄介な難事件」

 

コナンから新一に戻り訪れたロンドンにて、ついに蘭に告白した際の発言です。

 

テニスでは0のことを「ラブ」と表しますが、テニスプレイヤーに言われた「0(ラブ=愛)は積み重ねても無駄」ということを気にしていた蘭の悩みを晴らすべく、告白とともにこの言葉も添えました。

 

当人同士の告白の言葉ですが……読み手のこちらも何かを始めよう、という気にさせてくれる名言です。

 

 

「一度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねぇんだぞ。言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、厄介な凶器になる」

劇場版『名探偵コナン 沈黙の15分』

 

雪山で少し危険な遊びをしていた元太と光彦が喧嘩をしていたときにコナンが発した言葉です。

 

頭ごなしに二人を否定するのではなく、大事なことを正確に伝える適切な対応でした。

 

なお、こちらの名言はもともと原作コミックス第54巻にて犯人がコナンに向けて発した言葉でもあります。

 

コナンの心に大きく響いたからこそ、今度は言い聞かせる側に回ったのかもしれませんね。

 

 

毛利蘭の名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「勇気って言葉は身を奮い立たせる正義の言葉…人を殺す理由なんかに使っちゃダメですよ…」

原作コミック第31巻FILE.7「勇気ある決断」

 

「勇気」という言葉を振りかざして正当化しようとする犯人に蘭が放った言葉です。

 

この言葉をきっかけに、これまでいまいち心を開ききれていなかった灰原が、勇気を振り絞って自ら歩み寄るようになりました。

 

 

「そんなの絶対ダメだよ!!わたし園子と一生親友でいたいから!!」

原作コミック第39巻FILE. 8「引きさかれた友情③」

 

蘭が金欠で困っていたときに「金持ちの園子を頼れば良いだろ」と新一に言われて返した言葉です。

 

たとえ目の前に莫大なお金があっても、園子のことを一個人として見ている蘭。

 

友情を大事にする蘭の性格が、また園子と蘭の関係が改めてよく分かる名言です。

 

 

「関西の人はそれだけ、自分達の言葉を大切にしてるって事なんじゃない?」

原作コミック第74巻FILE.7「魔法の料理」

 

他の関西人の身振りを見て、関西人は心が狭いのかも?と悩む和葉とのやり取りで蘭が発した言葉です。

 

住むところが違うと言葉遣いはもちろん、料理の味付けなども異なるもの。

 

しかしそれらを一切否定せず、尊重してくれる優しい名言ですね。

 

 

灰原哀の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「大切なのはその知識を誰に聞いたかじゃなく、どこでそれを活用するか… 今のあなたは私にとって最高のレスキュー隊員よ!」

原作コミック第28巻FILE. 1「小さな標的」

 

山奥で光彦と一緒に遭難した灰原が、彼を励ますために発した言葉。

 

足の怪我を光彦が応急手当てしてくれたことに対して褒める灰原ですが、コナンから聞いただけですごいのは自分ではない、と光彦は言います。

 

謙遜する光彦でしたが、その言葉を聞いて怪我をした灰原を助けながら、脱出に向かって進み続けました。

 

 

「お金なんかじゃ人の心は買えやしないわよ…」

原作コミック第39巻FILE. 8「引きさかれた友情③」

 

表面上では仲良しグループでも、本質はお金だけの関係だった大学生たちによる事件で、灰原が犯人に対して発した発言。

 

こちらは、蘭の項でも記載した“園子と蘭の関係”をコナンから聞いていたことがきっかけになっています。

 

この名言を機に、歩美は灰原を「哀ちゃん」と呼ぶようになり、2人の友情はさらに強固なものへと深まりました。

 

 

「きっと言いたくても言えなかったのね。『サヨナラ』はお互いの気持ちに釘を刺す悲しい言葉だもの…」

原作コミック第40巻FILE. 7「博士の初恋」

 

阿笠博士が初恋の相手、フサエ・キャンベルとの思い出話に花を咲かせていたときの一言です。

 

小学生の頃、その人が何も言わずに引っ越してしまったという博士の思い出を聞いて、当時のフサエの気持ちを察した、灰原らしい発言ですね。

 

改めて「サヨナラ」の意味を考えさせられる名言です。

 

 

「方言は言葉に付けたアクセサリー…外したければ外せばいいけど、捨てちゃダメよ…」

原作コミック第53巻FILE. 6「1年B組大作戦」

 

関西からの転校生・東尾マリアの今後を救った、灰原の言葉です。

 

マリアは他の子とは違う自分の関西弁口調を気にしており、上手くコミュニケーションが取れず悩んでいましたが、この励ましでクラスに馴染んでいくようになりました。

 

 

「子どもの言葉や行動で、人生が変わることもある。私はそれを体験して変われた」

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』

 

劇場版でのキーパーソンである直美・アルジェントに向かって灰原が言い放った言葉です。

 

子どもの姿である灰原に言われたことで直美にも響き、その後の行動へと繋がりました。

 

当初は物事に対して悲観的だった灰原が、実際に歩美たちの言動で考えを改めてここまで来れたということもあり、当事者だからこそ言えた言葉といえるでしょう。

 

 

服部平次の名言

(引用:『名探偵コナン』公式X

 

「命には限りがあるから大事なんや…限りがあるからがんばれるんやで…」

原作コミック第28巻FILE.9「最後の一矢」

 

不老不死になれる言い伝えを巡って起きた殺人事件の中で、全ての謎が明らかになった後、平次が被害者に向けて放った言葉です。

 

自身も和葉と一緒に直前で命の危機に遭ったこともあり、自分自身に言い聞かせるような発言でもありました。

 

人生は有限、限りある今を大事に生きようと思える名言です。

 

 

「おまえに何遍も言おう言おう思たんや…背中で震えるおまえに、この言葉を…」

原作コミック第38巻FILE. 10「服部平次絶体絶命!③」

 

平次と和葉が犯人の手により拘束され、銃で撃ち殺されるか、といった危機一髪なシーンにての言葉です。

 

最後に一言なら聞いてあげるよ、と犯人に言われた平次が答えたのは和葉に向かっての言葉でした。

 

もちろんその一言は告白ではなかったのですが…。

 

絶体絶命の状況にあるとき、平次はいつも自分より和葉のことを第一に考えていることがうかがえる言葉です。

 

 

「人間がやったから犯罪っちゅうんじゃ!!!それに不可能なモンがあるかっちゅうねん!!」

原作コミック第50巻FILE. 8「平次の思い出」

 

本編開始前、平次たちがまだ中学生だった頃に訪れたスキー場で平次が発した言葉です。

 

その地域に伝わる雪女の伝説を元にした映画を撮影しているスタッフと出会い、そのスタッフの内、一人が謎の死に方をしてしまったという事件が過去にあったことを耳にしました。

 

雪女の仕業に違いないと言い切るスタッフたちに対して、平次が喝を入れるシーンです。

 

 

「その手ェ離したら…殺すで」

劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』

 

火事で崩壊する建物から脱出を試みるとき、和葉に向かって平次が放った発言です。

 

台詞だけ聞くと物騒に聞こえますが、シチュエーションを考慮するとこれ以上ない平次の覚悟がうかがえるシーン。

 

こちらの発言も上述した原作コミック第28巻から続くもので、その際に和葉を絶対に死なせないという強い意思を固めています。

 

 

怪盗キッドの名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「怪盗はあざやかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが…探偵はその跡を見てなんくせつける…ただの批評家に過ぎねーんだぜ?」

原作コミック第16巻FILE.7「消滅」

 

コナンになってから初めてキッドと対峙した際、キッドがコナンに放った発言です。

 

お互い一歩も引かない緊迫の場面ですが、この言葉を残してキッドは華麗に消えました。

 

不可解な消え方を見せつけられたコナンの対抗心に、火を付けることとなります。

 

 

「最も出会いたくない…恋人ってトコロかな?」

原作コミック第30巻FILE.10「誑欺」

 

お屋敷を舞台にした事件で、キッドが犯人に放った言葉です。

 

キッドを狙っているコナンの姿に気付いていた犯人は、一体どういう関係なのか疑問に思いキッドに尋ね、この言葉で返しました。

 

キッドもコナンのことを良き好敵手とみなしていることが分かる名言です。

 

 

「止めときな…何が入っているかわからねーから、パンドラは箱を開けたんだ……開ける前から中身がわかってる宝箱なんて……つまんねーぜ?」

原作コミック第46巻FILE.10「不滅」

 

相変わらずキッドの正体を白日の下に晒してやる、と意気込んでいるコナンに対して言い放ちました。

 

一方で開ける前に中身を知るのが探偵だ、とコナンは言います。

 

どこまでも相容れない、探偵と怪盗の関係がよく分かる名言ですね。

 

 

「…そう…私は探偵ではなく泥棒。泥棒は盗むのが商売…たとえそれが、人の心でもね」

劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』

 

蘭がキッドのことを新一だと思い込み、盗みをやめてくれと頼まれているシーンがあります。

 

もちろんすぐに蘭は新一ではないと気付きますが、ただ逃げるのではなくこの言葉を残して去っていきました。

 

キザなキッドの性格がよく分かる名言です。

 

 

安室透の名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「言ったでしょ?傷つけたくないから譲ってくれと…」

原作コミック第80巻FILE.4「工藤様方配達便」

 

宅配トラックの中に囚われた少年探偵団の窮地を救うべく、愛車RX-7で乗り付けた安室が道を譲ってくれ、と言った後に放った言葉です。

 

トラックを運転している犯人は当然、車の道を譲れという意味で捉えますが……本当の意味はこれ以上やるなら貴方を傷つけてしまうから、でした。

 

反論する犯人を軽く捻り、無事にコナンたち少年探偵団を救出。

 

安室の頭の回転の速さや運動神経など、超人ぷりが発揮されているシーンです。

 

 

「満喫したのなら…とっとと出て行ってくれませんかねぇ…僕の日本から…」

原作コミック第84巻FILE.10「僕の日本から…」

 

安室とFBI、共通に関連がある人物が被害者になった事件にて、FBIに言い放った言葉です。

 

事件の真相に辿り着けていないFBIを煽り、かつ敵対心をあらわにしたシーン。

 

安室がまだ公安警察だと判明する前での発言にも関わらず、愛国心の高さがうかがえます。

 

 

「誇りと使命感を持って…この国の人達を守り抜く決意があるのなら…」

警察学校編下巻CASE.13「桜梅桃李」

 

当時、大学生だった佐藤美和子とその親友・宮本由美が警察学校の卒業式の日、実は降谷と出会っていたことがあったシーンでの発言。

 

警察官に興味があるのなら見学に来ると良い、と進めた後この台詞を発します。

 

学生だった頃から、降谷の日本警察を誇りに思う気持ちが変わらないことが分かります。

 

 

「僕には命に代えても守らなくてはならない物があるからさ」

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』

 

劇中、コナンと安室が対峙した場面での発言です。

 

安室の手により容疑者に仕立て上げられてしまった小五郎を見て、苦しんだコナンが安室にどうしてこんなことをするのか、と声を荒らげますが……安室が答えたのはこの言葉。

 

温厚な安室ではない、公安警察・降谷としての本質をコナンだけでなく、我々に対してもあらわにしたシーンです。

 

 

「僕の…恋人は……この国さ!!」

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』

 

コナンが安室に恋人の有無を尋ねた際の、返答としての名言。

 

また、恋人の答えだけではなく、ひとつ上の名言のアンサーでもあります。

 

日本の公安警察として、どれだけ日本を大事に思っているかがよく分かる一言ですね。

 

公開年には社会現象にもなり、多くの方が日本に住んでいることを誇りに思われたのではないでしょうか。

 

 

「命がけで採取してくれたんだ。無駄にはできない」

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』

 

爆弾の分析を任せた部下・風見裕也に対して放った言葉です。

 

爆発現場に居合わせたコナンが、自らの危機を厭うことなく爆弾に使用されている液体を採取してきてくれたことを理解しているからこその発言。

 

多くを語らずとも、コナンと降谷が通じ合っていることが垣間見えるシーンです。

 

 

赤井秀一の名言

(引用:『名探偵コナン』公式X

 

「Fear of death is worse than death itself… 死の恐怖は死そのものより人を悩ます…」

原作コミック第58巻FILE.5「最終手段」

 

危ない任務を全うしようとしている部下のキャメルに対して、赤井が言い放った言葉です。

 

頑張れ、などではない赤井ならではの激励の言葉でキャメルを送り出しました。
人間の本質を突いた名言です。

 

 

「まさかここまでとはな…」

原作コミック第59巻FILE.4「鋼の楔」

 

黒の組織の一員・キールに頭を撃たれるシーンで赤井が最期の一言として放った言葉です。

 

自らの人生がここまでだったとは、と嘆いているような言葉に聞こえますが……。

 

その真相は、のちに安室の手によって明らかになり、物語中でも大きな意味を持った言葉になりました。

 

短い言葉ですが深い意味が込められた一言で、赤井といえばこの名言と言っても過言ではないでしょう。

 

 

「そんな顔するな…命にかえても守ってやる…」

原作コミック第76巻FILE.7「そんな顔をするな」

 

自分に向けられた沖矢昴の発言を聞いた灰原が思い出した、回想での言葉です。

 

赤井が潜入姿である諸星大として、灰原の姉・宮野明美と親しかった頃の記憶。

 

深追いはしない灰原でしたが、過去の記憶を元に沖矢の正体に一歩近付いたシーンです。

 

 

「目先の事に囚われて…狩るべき相手を見誤らないで頂きたい…」

原作コミック第85巻FILE.4「緋色の真相」

 

過去の因縁がきっかけで、赤井を一方的に敵視する安室に向かって、赤井が言い聞かせたシーン。

 

FBIも公安警察も黒の組織を殲滅するという目的は同じなのに、自分たちが個人的に争っている場合ではない、と赤井は諭しました。

 

沖矢昴の正体を暴き、出し抜くつもりが全て後手に回ってしまった安室は、この言葉を聞いて今回の騒動から撤退し、今後の動向を練り直すことに。

 

視野を広くし物事を把握することが大事である、と分からせられる名言です。

 

 

毛利小五郎の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「バーカ、おまえが弱くなっただけだよ…心も体もな…」

原作コミック第9巻FILE.6「弁慶の仁王立ち」

 

小五郎の同窓会を舞台にした、小五郎初の主役回で披露された名言です。

 

同窓会だけあって犯人は残念ながら小五郎の旧友でしたが、反論する犯人を容赦なく投げ飛ばした後、この言葉を発しました。

 

正論を突かれた犯人は弱くなったことを認め、事件は解決。

 

 

「バカヤロォ!!人間死んじまったら何にもできねーんだよ!!」

原作コミック第26巻FILE.9「消えた音」

 

故人を巡った事件で不可解な現象が起こり、霊の類にめっきり弱い蘭が死人の仕業ではないか、と疑い始めた際に言い放った言葉。

 

霊的現象で片付けない、真実を追い求める探偵としての強い意思が感じられます。

 

 

「幼なじみのおまえを…こんなつらくて悲しいウソで一生縛りたくはねーからな……」

原作コミック第37巻FILE.4「小五郎の選択③」

 

幼馴染の女優の縁で、番組撮影に招待された先で起きた事件でのシーン。

 

その幼馴染は犯人ではなかったのですが、真犯人にたどり着いた小五郎に犯人を庇ってあげてほしい、と頼み込みます。

 

しかし、こちらの名言で説得。隠すことも罪である、ということを親身になって伝えた名言です。

 

 

「やめられるかよ。真実を解き明かすのが探偵の性なんでね」

劇場版『名探偵コナン 水平線上の陰謀』

 

豪華客船を舞台にした劇場版でのワンシーン。

 

真犯人の手により船が沈み行く中、推理を続ける小五郎に向かって推理どころではないだろう、と発した犯人に対して小五郎が言い放ち、犯人を動揺させました。

 

探偵としてあるべき姿勢はコナンがよく語っている印象ですが、小五郎の持つ探偵感を再確認させられる名言です。

 

 

吉田歩美の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「逃げてばっかじゃ勝てないもん!!ぜーったい!!!」

原作コミック第43巻FILE.2「灰原哀の決意」

 

犯人を懲らしめようとする歩美に我慢することも勇気、と灰原が諭したところ、歩美が反論した発言です。

 

ちょうどこのとき、黒の組織から追われていることを常に怯えて生活している灰原が、FBIから証人保護プログラムを受けて組織から完全に逃げないか、との誘いを受けて迷っていましたが……。

 

歩美の発言を聞いて「逃げたくない」と強く思い、迷いを晴らしました。今後の灰原に大きな影響を与えた名言です。

 

 

小嶋元太の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「母ちゃんが言ってたんだ!米粒1つでも残したらバチが当たるってなぁ!!」

劇場版『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』

 

爆弾が爆発するまであと数秒しかないのに、その場を離れようとしない灰原を助けた元太が放った言葉。

 

灰原の命を米粒に例えた、実に元太らしい名言です。

 

 

円谷光彦の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「女性をお守りするのは男の義務ですからね!!」

原作コミック第9巻FILE.2「声を追え!!」

 

トラブルで歩美が犯人の車に乗ってしまい、残ったコナンと元太と光彦が歩美を助けに行こうと意気込んだシーンでの発言です。

 

コナンは危ないから2人について来るなと言いますが、この熱い発言でコナンを説得してみせ、歩美救出に向かいました。

 

 

高木渉の名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し、恐れや憎しみにとらわれずに、いかなる場合も人権を尊重して公正に警察職務を執行しろって…」

原作コミック第37巻FILE.1「バイバイ…」

 

松田の仇である犯人を撃とうとした佐藤を留まらせた言葉です。

 

警察としての在り方を今一度、佐藤に言い聞かせることで彼女は正気を取り戻しました。

 

佐藤が高木に惚れ直すことになった名言です。

 

 

佐藤美和子の名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「正義って言葉はね、やたらと口に出して振りかざすものじゃないの…自分の心の中に大切に強く秘めておくものなのよ…」

原作コミック第21巻FILE.8「桜田門外の変!?」

 

佐藤刑事と少年探偵団が初対面のときに、探偵団を説得するため発した言葉です。

 

正義のために自分たちは事件現場で行動している、と主張する探偵団を落ち着かせました。

 

高木が佐藤に改めて惚れることになったきっかけの言葉でもあります。

 

 

ベルモットの名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「A secret makes a woman woman… 女は秘密を着飾って美しくなるんだから…」

原作コミック第42巻FILE.9「仮面の下の真実」(素顔のベルモットとして発した登場話)

 

これまでさまざまな変装をし、コナン達と惑わせてきたベルモットがついにFBI捜査官・ジョディの前で正体を明かすシーン。

 

ジョディの回想内で、彼女の因縁の相手がベルモットであることが判明します。

 

憎い相手が発したこの言葉を、ジョディは何度も口にすることで過去を忘れないようにしていました。

 

秘密だらけのベルモットを体現する言葉といえます。事あるごとに出てくる名言で、耳に残っている方も多いでしょう。

 

 

ジンの名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「綺麗じゃねーか…闇に舞い散る白い雪…それを染める緋色の鮮血…」

原作コミック第24巻FILE.11「白の世界」

 

灰原が一時的に元のシェリーの体に戻り、ジンがとうとうシェリーを追い詰め撃った後に放った言葉。

 

雪と血のコントラストを表現した、ジンの言葉選びが輝いているシーンです。

 

 

松田陣平の名言

(引用:劇場版『名探偵コナン』公式X

 

「いや…忘れるこたぁねーよ…前に進めるかはあんた次第…あんたが忘れちまったらあんたの親父は…本当に死んじまうぜ?」

第36巻FILE.9「消せない記憶」

 

松田が刑事として配属していた頃、佐藤刑事が父の形見である手錠を持っていることを知った際の一言。

 

本人はサラッと言っていますが、佐藤にとって忘れられない言葉となります。

 

自身も萩原を亡くしているからこそ、言える言葉であることがうかがえますね。

 

 

「だから諸伏よォ…昔、何があったか知らねぇけど…話してくれたら俺らのしょーもない助言が…何かの助けになるかもしれねぇぜ?」

警察学校編上巻CASE.6「虚心坦懐」

 

トラウマを一人で抱えて、苦しんでいる警察学校の同期・諸伏景光に対して放った言葉。

 

この時点では諸伏はすぐに事情を明かしませんでしたが、下巻にて再び松田に問われ、ついにトラウマを告白します。

 

協調性がないなどと教官から評されていた松田ですが、周囲をしっかりと気にしていることが分かる名言ですね。

 

 

「焦りこそ最大のトラップだぜ?」

警察学校編下巻CASE.12「桜花爛漫」

 

松田と萩原に代わり、初めて実践で爆弾解体をすることになった降谷に松田が声を掛けたのが、この発言でした。

 

劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』でも爆弾解体に臨む降谷が思い出し、彼の身を奮い立たせた言葉です。

 

 

萩原研二の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「な?言っただろ?あきらめる必要は全然ねぇってな!」

第101巻FILE.6「風の確保」

 

コナンが萩原の姉・千速とひょんなことから行動を共にすることになった際、コナンを見て弟を思い出した千速の回想内でのワンシーン。

 

昔、携帯を松田に分解されてしまいライブに行く予定だった友人と連絡が取れなくなってしまった千速。

 

そんな姉を見て萩原が起こした行動は……会場内で大声を上げて直接友達を呼ぶ、でした。

 

諦めず無事に予定通り友人と合流できた千速の心に、深く刺さっている言葉です。

 

 

「それに引きかえ警察は…絶対に倒産しないだろ?」

警察学校編下巻CASE.7「外柔内剛」

 

諸伏に警察になった理由を尋ねられ、答えとして出たのがこの言葉です。

 

萩原の実家は経済的にも順調な工場を営んでいましたが、ある日倒産してしまいます。

 

だから倒産しない警察の道を選んだ、というユニークな萩原ならではの発言となっています。

 

 

「何もかも順調だとかかっちまうんだ…これは破滅への入り口なんじゃないかっていう…ブレーキがな…」

警察学校編下巻CASE.7「外柔内剛」

 

警察学校在学中に爆弾処理班へのスカウトを受ける松田と萩原。

 

スカウトにノリノリの松田とは対照的に、萩原が発したのがこの言葉です。

 

上記の名言が生まれた背景にもあるように、このまま順調に物事が運ぶわけがない、と思いこんでいました。

 

しかし、直後に起きたハプニングを機に、「たまにはアクセルを踏むのも悪くないか」と思い直し、爆弾処理班入隊を決意します。

 

 

諸伏景光の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「そいつは無理ですよ…ちゃんと罪を償ってもらうまではね…」

警察学校編下巻CASE.12「桜花爛漫」

 

諸伏がついにトラウマの原因となった因縁の相手である犯人を確保したとき、発した発言です。

 

追い詰められ死なせてくれ、と懇願する犯人でしたが、諸伏はやんわりと制止。

 

怒りと復讐心に駆られず、犯人を捕まえ警察としての真っ当な使命を果たしました。

 

 

伊達航の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「お前も気ィつけろよ…刑事といえど命は1つ…そいつの張り所を間違えるんじゃねぇぜ?」

原作コミック第77巻FILE.1「最強の先輩」

 

高木刑事が犯人の手による長時間に及ぶ拘束で低体温に陥り、走馬灯のようにして流れ込んできた回想でのワンシーン。

 

伊達が先輩として高木と行動を共にしていた頃、ふと警察学校時代の話になり、伊達が高木に伝えた言葉です。

 

刑事という立ち場に対する伊達の姿勢は高木に大きく影響を与え、伊達が亡くなってからもずっとその背中を追い続けています。

 

 

「おい!!人を見た目で決めつけてんじゃねぇよ!!」

警察学校編上巻CASE.4「質実剛健」

 

見た目が金髪でハーフという理由で、周囲から絡まれやすい降谷を庇った際の伊達の一言です。

 

伊達の彼女・ナタリーも降谷と同じく見た目で判断されがちだったようで、他人事とは思えなかった様子。

 

当たり前のことをハッキリと言える、真面目な伊達の性格を表している名言です。

 

 

萩原千速の名言

(引用:アニメ『名探偵コナン』公式X

 

「君がそう言うのなら…そういう事なんだろう…」

原作コミック第101巻FILE.5「風の追跡」

 

101巻という大台での突然の初登場にも関わらず、この一言で芯の強いキャラクター性を大きく出した千速の名言です。

 

高速道路でコナンと千速が初対面したとき、コナンが探偵バッジなどの説明を突然したら不審がられると心配していたところ、千速は即座に理解し事情を受け入れました。

 

情報提供元: にじめん
記事名:「 『名探偵コナン』心揺さぶる名言集!漫画・映画に登場するセリフをキャラごとに紹介