舞台『幽☆遊☆白書』ゲネプロを前に会見も行われた


 舞台『幽☆遊☆白書』(脚本・演出:御笠ノ忠次)公開ゲネプロが28日、東京・北千住のシアター1010で開かれ浦飯幽助役・崎山つばさ、桑原和真役・郷本直也、蔵馬役・鈴木拡樹、飛影役・橋本祥平、コエンマ役・荒木宏文らが仕上がり具合をメディア向けに披露した。


 漫画家・冨樫義博氏が1990年から94年にかけて『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載したコミックが原作で、TVアニメも大人気となった作品が初の舞台化!ある日、事故に遭って死んでしまった不良学生の主人公・浦飯幽助が、生き返るためにコエンマから出された試練を乗り越えていく姿や、生き返った後に起こる妖怪たちとのふれあいやバトルなどが描かれる。


 囲み会見では、崎山から「約1ヶ月くらいのけいこ期間があっという間でした。舞台という部分と2.5次元という部分を合わせて楽しんでもらえたらと思っています。原作が好きな方は、懐かしいなという気持ちに初めての方はこんな舞台があるんだという気持ちになってもらえると思います」と、あいさつ。


 鈴木は「舞台上で幽助が言葉を発した瞬間、『幽☆遊☆白書』が帰ってきたという気持ちになりました。早く観てもらえればと思っています」と話していたが、それだけ原作に思い入れがあるファンが多い作品とあって、キャスト陣もそれぞれプレッシャーがあったと告白。


 しかしそれでも、橋本は「全員がプレッシャーを感じて、それを共有しているというのが僕の中で驚きでした」と、より結束を深めたようで、荒木も「けいこ初日から大変クオリティーの高い芝居を見れて刺激を受けています。丁寧に確認して作り上げました。注目してもらって観るのが楽しみだといってもらえている作品なので、大きなプレッシャーがあると同時に見せつけてやろうと、その期待を超えられるような作品をと思っています」と、キャスト・スタッフ一同並々ならぬ覚悟をしてきたよう。


 そんな本作の見どころとして、崎山は「幽助で言いますと霊丸ですね。注目してもらいたいと思います!何発か撃ちますが、最後に撃つ霊丸は見どころですよ」と、アピール。郷本は「見どころはたくさんありますけど、見事なコラボレーションは楽しみにしてもらいたいです。それぞれの必殺技の瞬間もあるのでお見逃しなく」とのこと。


 鈴木は、「飛影、蔵馬、剛鬼の盗賊集団として3人がそろうのは本作ならではです。3人がそろっているショットは見どころかなと思っています」と、原作でもレアなならびをあげ、橋本は「額の包帯を取る瞬間があります。この日のために目を開かせました(笑)」と、邪眼をアピール。


 荒木はといえば、原作でもコエンマがしているおしゃぶりをしゃぶりながらの演技をしていくこととなるが「この形で話していこうと思う。聞き取れなかったら、会場に字幕が出るかもな」と、お茶目に笑いつつ「この作品が伝説になるようご協力ください!」と、記者たちに呼びかけていた。


 そんな、カンパニーの雰囲気としては、郷本が「それとコエンマがおしゃぶりを落とす瞬間もあるかも(笑)」と荒木の方を向くと荒木は「落としちゃいけないと思う。でも舞台は生ものだから怖い」と、苦笑いを浮かべたり、カメラマンから霊丸のポーズを求められた崎山は「おっ、やっちゃいますか(笑)」と言いつつ、隣の郷本がやろうとして和気あいあい。ちなみに、霊丸を撃つ練習を何度もしたのか「肩が痛いんです」と、明かしたりとしっかりコミュニケーションがとれている様子を見せていた。


 ゲネプロでは、開幕と同時にファンには親しみ深いある楽曲がかかり、場内のテンションも一段とアガるなか幕開け。アクションあり、派手なワイヤー演出あり、原作・アニメ版の雰囲気をたっぷり感じさせる演出ありと、見逃せないシーンが盛りだくさん。崎山もこだわったという、幽助のギャグシーンも入ったりしていた。


 舞台『幽☆遊☆白書』東京公演は28日から9月2日までシアター1010にて、大阪公演は9月4日から同8日まで森ノ宮ピロティホールにて、福岡公演は9月10日から同13日までももちパレスにて、愛知公演は9月20日から同22日まで一宮市民会館にて上演!


 ■出演キャスト


 浦飯幽助:崎山つばさ


 桑原和真:郷本直也


 蔵馬:鈴木拡樹


 飛影:橋本祥平


 雪村螢子:未来


 浦飯温子:角島美緒


 ぼたん:平田裕香


 剛鬼:新田健太


 幻海:エリザベス・マリー


 コエンマ:荒木宏文


情報提供元: News Lounge