俳優・米原幸佑、八島諒、若菜太喜、中村誠治郎、女優・平松可奈子らが6日、東京・博品館劇場で舞台『SORAは青い』(演出:滝井サトル)公開ゲネプロを開いた。
日本の戦国時代にタイムスリップしてしまったボーカルユニット『The Sky’s The Limit』の義経(米原)、タケル(八島)、道真(若菜)の3人組は、京都・鴨川三条大橋の河原で駒姫(平松)と名乗る、最上家の姫君と出会う。この出会いが、3人組を知らず知らずのうちに歴史の核心へと誘う……という、“音楽の力”をテーマにしたオリジナル青春活劇。
歌唱シーンでは、ユニットならではのフォーメーションや、平松の華麗な踊り。さらには、剣の腕が立つウルジ役の中村が殺陣の振り付けを担当しているが、米原は「今までで1番過酷」と猛稽古の末、刀を使ったアクションで魅せた。
米原は初日を迎えたことへ、「カンパニーの全員がこの舞台を好きでいてくれていることが嬉しく、その空気感がお客さんも含めて共有できれば最高だなと思います。あしたからもまだまだ銀座で暴れているので、みなさん一緒に楽しみましょう!」と、呼びかけ、八島は、「タイムスリップ……こんな不思議なことがあったらいいなと思い演じて来ました。夢のような現実を当たり前のように受け止めタケルとして生きたいと思います。現代と昔、変わった事は多いけど変わらない事もある事に気づかされました。観てくださるお客様の心にもこの素敵な物語が届くよう全身全霊でお届けします!」と、意気込みを。
2度目の舞台となるという若菜は、「今回こうしてこの作品に携われたこと、演出の滝井さんはじめ、素敵なみんなと一緒に作品を創れたこと、そして観に来てくださるお客様がいてこうして無事に初日を迎えることができたこと、本当に幸せに思います」と、万感といった様子だった。
紅一点となる平松は、「お話を頂いた時、女性キャストが1人でヒロインと聞いて初めての体験だったのでとても不安な気持ちの中稽古が始まりました」と、心情を吐露しつつ「脚本家の秋之桜子さんや演出の滝井さんがとても細かく丁寧にアドバイスをくださり、所作や佇まいも教わりながら丁寧に駒姫を作り上げてきました」と、不安も払拭されたようで、「紅一点として輝けるようにこれからの本番を楽しみたいと思います。空はいつの時代も青く、繋がっているようにこの舞台も無限の可能性を秘めていて、これから続いていく愛される作品になれば嬉しいです!!」と、メッセージを寄せた。
中村は、殺陣での振り付けも担当しているということで、「今回の目標はまず、米原幸佑をかっこよく!をテーマに殺陣をつけさせていただきました」と、コンセプトを明かしつつ、「本人いわく今までで1番過酷とのことですが、戦うこうちゃんの姿は最高でございます。弁慶役の星さんもイザ役の竹ちゃんもアンサンブルのみんなも、僕の想像を超えるくらい真摯に向き合ってくださいました。そんな彼らの姿を見てると必然的に厳しくなってる自分がいました。疲れたーって汗だくなのに、清々しいほどの笑顔だし。最高の仲間です」と、カンパニーの中で感じた熱気を伝えつつ「みんなを信じ、自分も信じ、千秋楽まで突き進みたいと思います」と、前を向いていた。
舞台『SORAは青い』は6日から10日まで、博品館劇場にて上演!
(C)舞台「SORAは青い」
カメラマン:渡辺慎一
■出演
米原幸佑、八島諒、若菜太喜、緑川睦、星智也、丸川敬之、竹田亮、平松可奈子、中村誠治郎