俳優・横浜流星(22)、清原果耶(16)、飯島寛騎(22)、成海璃子(26)、財前直見(52)が10日、東京・丸の内TOEIで映画『愛唄 -約束のナクヒト-』(監督:川村泰祐/配給:東映)完成披露試写会を川村監督(50)とともに開いた。
GReeeeNの名曲『愛唄』を映画化した作品で、2017年に公開された『キセキ ―あの日のソビト―』のスタッフが再集結して贈る。GReeeeN自身が脚本を手がけており、恋する気持ちを持てないまま大人になった青年・トオル(横浜)が、“友”と“詩”との出会い、恋に全力で駆け抜けていくというストーリーとなっている。
客席を縫って歓声に迎えられて登場したキャスト陣。なかでも横浜は上下緑色のジャケットとパンツでまとめていたが「GReeeeNさんの作品なのでグリーンです」と、意識したことを明かし、場内を沸かせることも。
作品の話が来たときのことへ横浜は「『キセキ ―あの日のソビト―』でご一緒した方とまたご一緒できるのが嬉しいなと思いました。それと、主演という立場でGReeeeNさんが伝えたいことを伝えなければということも思いました」と、嬉しさと同時に、気持ちが引き締まったという。
役を演じる上では、「気をつけたことはトオルをリアルにやってしまうと声のトーンが落ちすぎてしまうので、聞こえなくならないように落ちすぎないように注意していました。みなさんからのお芝居を素直に返すという感じで演じましたね」と、工夫も凝らしたそうだ。
飯島はギターを演奏するトオルの親友・坂本龍也役を演じるため、「ギターにかんしては22年間1回も触ったことがなくて。撮影前から練習して、シンプルに大変だったなって。めちゃめちゃ大変でしたけど、あの時期だったからこそできたかなって」と、苦労があったともしみじみ。
その飯島の歌唱シーンについて横浜は、「あまりシーンは詳しく言えないんですけど、泣きました。タッちゃん(龍也)の頑張りを見ていたので、撮影のときは心を動かされましたね」といい、清原も「私も出演していないシーンですけど、監督の隣でモニターを見ていて、私だけボロボロ号泣して」と、涙が止まらないものだったそうだ。
2018年を振り返りフリップに漢字1字で表すこととなり、横浜は『縁』としたためたが、「今年はアーテイィスとデビューさせてもらって、(『GReeeeN』の)Jinさんにプロデュースしてもらって、縁を感じました。来年も人との出会いとかを大切にしていきたいと思いました」と、しみじみ。
一方、飯島は『音』とし、「初めて音楽にしっかり触れさせて頂いて、音のメッセージ性とかを知ることができて、自分の新たな挑戦でもあったので印象深いなって」と、挑戦という意味も込めているそう。しかし、そのフリップのその隅っこにはLINEスタンプにもなっているキャラクターの絵も入れる遊び心を見せ、清原からそこを突っ込まれていたが、なんと横浜もキャラクターを書き込んでおり、はにかむように2人で笑い合う姿も見せていた。
そして横浜から「この作品はたくさんのメッセージが詰まっています。少しでも届けばいいなと思うし、心に響くようなことがあれば嬉しいです」と、呼びかけていた。
映画『愛唄 -約束のナクヒト-』は2019年1月25日より全国公開!