4日、NHKが報じており、東京都出身の大中さんは、1945年に現在の東京芸術大学を卒業後、作曲家の中田喜直さんらと作曲家グループ『ろばの会』を結成。子供のための音楽作りを始め、60年に発表された「犬のおまわりさん」や、大中さんの従兄弟で芥川賞作家の阪田寛夫さんが作詞を手がけた「サッちゃん」など数々の童謡の名曲を生み出した。
89年には紫綬褒章を受章。大中さんは90歳を過ぎても、アマチュア合唱団の指導や地方での演奏会を続けるなど精力的に音楽活動を続けていたが、関係者の話では、3日に死去したという。