あんこう祭ガルパンステージが開催!


 “ガルパン”の愛称で親しまれているアニメ『ガールズ&パンツァー』トークステージが19日、茨城・大洗町で開かれた『第21回 大洗あんこう祭 2017』内『キャストトークショー』コーナーで開かれ、『あんこうチーム』の西住みほ役・渕上舞、武部沙織役・茅野愛衣、五十鈴華役・尾崎真実、秋山優花里役・中上育実、冷泉麻子役・井口裕香が登場し、ゲストにガルパン応援大使のプロレスラー・蝶野正洋、歌手・佐咲紗花、司会は廣岡祐次宣伝プロデューサーが務めた。


 戦車を使った武道『戦車道』が大和撫子のたしなみという世界で、女子高校生たちが『戦車道』を繰り広げるハートフルタンクストーリーとして2012年から13年にかけTVアニメが放送された『ガールズ&パンツァー』。その後を描いた『ガールズ&パンツァー 劇場版』も15年11月に公開され1年以上上映され続けるという異例の大ヒットを飛ばし、現在は25億円を超える興行収入というアニメ映画史にも名前が残るものとなった。大洗町はそんなガルパンの“聖地”として知られており、作品で心を揺さぶられたファンたちが連日詰めかけ、現地の方々との温かな交流を生んでいるという場所だ。


 来月9日からは全6話で劇場上映される最新作『ガールズ&パンツァー 最終章』の第1話が劇場上映を控えるとあり、会場には早朝から大観衆が詰めかけ主催者発表では約13万人が『あんこう祭』を訪れたとも。それだけに、後方の人にも見えるようにと、オーロラビジョンも設置されるという“進化”もあった。


 『あんこうチーム』の5人は『ガールズ&パンツァー 最終章』の第1話で大洗女子学園のキャラクターたちが着ているPコート姿で登場。井口は麻子が巻いていたマフラーを似せたものという気合の入りよう。


 茅野が「今年もみんなで来ることができて本当に嬉しいです!」と感慨深げだったり、尾崎も「またみなさんとこうやって楽しい時間を過ごすことを楽しみに来ました!」と、あいさつしたり、中上が恒例になりつつある写メのパノラマ撮影をしたりと、6回目のあんこう祭でのステージを最初から楽しんだ。


 続けて、ガルパン大使&大洗大使のプロレスラー・蝶野正洋が劇中のクマのマスコットキャラクター・ボコと大洗町のマスコットキャラクター・アライッペとともに登場し、大洗町の宣伝を次々としていく。そのなかで、「あんこう祭に本当にたくさんの方が来てくださってありがとうございます。自分も多くガルパンファンの人に声をかけられるようにもなりましたけど、マナーが素晴らしい。会ったら『おはようございます!』と声をかけて頂いたりとか、驚くようなマナーの良さなんです」と、大洗を訪れるガルパンファンへの思いを伝えた。


 そして『ガールズ&パンツァー 最終章』の話題へ。第1話に、ついてはすでにアフレコは終えているが茅野が「上映はしますよね?」と聞くと、廣岡宣伝プロデューサーは「大丈夫です!」と、予定通りの公開のよう。そこで、集まったファンのために1単語で最終章がどうなるのかをキャスト陣で語ってもらうというコーナーが開催。


 まず、井口は『歌』と色紙にしたため、『ガールズ&パンツァー 最終章』OP主題歌3話分を担当する佐咲の『Grand symphony』の楽曲の素晴らしさとともに、「われわれも5人も(TVアニメ版ED曲だった)『Enter Enter MISSION!』を新たに録り直しています」といい、こちらは雰囲気もガラッと変わっているものなのだとか。


 これに尾崎が「5年くらい前に歌った歌をまた歌えるなんて」と、感激する様子を見せ井口もうなずきながら「お話の中でもちょっと歌があります。素敵なものに仕上がっているので、ずっと応援してくださっていた人達は泣いてしまうんじゃないかなと思うものになっています」と、エモーショナルな出来になっているようだ。


 続けて中上は『探検』としたためる。これは優花里の探検パートが多いそうで、「行ったことないところも行きます。『まさかあんなところがあるとは!』って」と、驚きの発見があるという。


 尾崎は『おかわり』といい、「華さんらしくて、これは大事なシーンです(笑)。何をなぜおかわりするのかはご覧頂ければ分かると思います」と、意味深。4人からも「おかわりがカッコイイ!」「おかわりしなくちゃいけない!」「華のあんなにカッコイイおかわりをしないと……」との声が飛び交い尾崎も「あそこでおかわりしないといろいろ……」と発言したりと、さらに意味深になっていた。


 茅野は『対立』と不穏な雰囲気の単語をチョイス。これは『ガールズ&パンツァー 最終章』に初登場する『BC自由学園』の話のようで「PV観て頂いた方は分かると思うんですけど、『BC自由学園』内で争っていたシーンもあったのでこちらにさせて頂きました。あとはいろんな対立が起きていたなと思います」と、ぶつかり合いが見どころのよう。


 そして渕上は『阻止』と提示。なぜか5人で『阻止』を連呼しだし渕上は「これはふざけているわけではないですよ(笑)」と、釈明したり、4人からも「いっぱい何かを阻止した」「人生で初めてこんなに阻止って言った」「ゲシュタルト崩壊起こしそうだった」「阻止が“しそ”になりそうだった」と、とにかく劇中で言いまくったそう。


 しかも、渕上によると「それも最終章の大きな1つのテーマの導入部分になるのかな。全体のキーワードにもなりますね」と、作品を紐解く鍵にもなりそうだった。


 【後編(渕上舞あんこう祭で「大洗の土地に戻ってきたい」と万感スピーチ!怒涛の告知の中に驚きの展開も【後編】)へ】

情報提供元: News Lounge