『ランコム』の研究調査では、「まだ17歳では無理に決まっている」「50歳にもなって恋愛だなんて」といった、年齢にかかわる社会的慣習を押し付けられていると感じている女性は73%に上ることが明らかに。それらの女性は、同時に「こうした束縛から自由になりたい」という回答もしており、動画で訴えられる、誰もが思う年齢に対する考え方を今1度見つめ直そうという強いメッセージが視聴者の共感を呼んだのだろう。
動画では、著書の累計売上本数は100万部を誇るモデルで美容研究家・神崎恵(41)が自身の活動で、『おばさんのくせに』『お母さんなのに』といったネガティブなコメントが寄せられてしまうこととともに、年齢に捕らわれていた時期があったことをインタビュー形式で告白。その時期に、自身が本を執筆する理由を「自分の年齢に関係なく言葉を届けたい」と気づき、「年齢関係なく新しい道って自分で開いていけるんだって」と、前向きに答えを出した。神崎はそこから女性にとって美容は生きる力になると感じて発信し続け、年齢で迷ったり不安になって諦めそうになっている方へ「ちょっとしたきっかけにでもなれればと思っています」と、抱負とともに結んでいる。
日々の生活の中、年齢に対する一般的な考えがついつい先行してしまいがち。それによって、心に蓋をしてしまう人は多いのかもしれない。動画ではそんな我々に“今を生きよ”、と人生を見つめ直すきっかけを発信しているのではないだろうか。