4月8日に渋谷モディ1階にオープンするスペース『Sony Square Shibuya Project』のオープニングを記念したプレイベントが、3月20日に同所1階の店頭プラザで開催された。


 「Sony Square Shibuya Project」とは、ソニーの製品、テクノロジー、コンテンツなどを掛け合わせることで、ユニークかつ新たなソニーの魅力を伝えることをめざして開設されるスペース。


 同スペースの展示は、1~2ヶ月毎に更新されるテーマに基づいた企画展示となり、定期的に変更される。製品のデモンストレーションにとどまらず、インタラクティブな参加型の体験や、エンタテインメントやテクノロジーに関連したワークショップ、エンタテイメントコンテンツと開発中の技術を融合させたユニークな体験型展示など、渋谷の街を訪れる人の好奇心を刺激する体験を提供してく。


 プレイベントでは「Fashion」をテーマに掲げ、当日は、SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)所属のOpen Reel Ensembleのメンバーである和田永を招き、ボーダー服の横縞の映像を音の信号化することでボーダー服を楽器化するライブパフォーマンスが行われた。


 どういうことかというと、ある日、暗がりの中でテレビの配線をいじっていて、音と映像の端子を逆につないでしまったらテレビに横縞のノイズが現れた。音を繋いで現れた映像なのだから、それは音を意味しているはずだと思い、カメラでその横縞を撮影して、映像の端子を音声の端子に引っくり返してつないだところ、なんと!音に戻るという現象が起こったという。


 そして、そのテレビのノイズとボーダーシャツが似ていることから、ボーダーシャツも音になるはずと思い、ボーダーシャツをビデオに写したところ音が出た。しかも、近づけたり、遠ざけたり、揺らしたりするといろいろな音が出ることが分かった。また、ボーダーの数や幅によっても音の出方が違うこともわかり、楽器化させる、というパフォーマンスを思いついたとのこと。


 イベントでは、実際に、ビデオの前で自分のTシャツのボーダーラインを遠ざけたり近づけたりしてベートーヴェンの第9を演奏し、集まった観衆から拍手喝さいが起こった。



 スペシャルゲストとして、1回目のステージには“カジヒデキ”が、2回目のステージには“DJみそしるとMCごはん”が登場。それぞれのゲストと、ボーダー服を着て自由に動き回り演奏し大盛りあがりのセッションに和田は、「こんなに熱くなれるとは!」と楽しそうにコメント。ボーダー服を着た観客も参加し、それぞれの方が動きを工夫したセッションを行い、会場は一体感に包まれた。最後に和田から今後の本プロジェクトに対して、「都市空間で遊び心あふれる体験を作っていってほしいですね。今日みたいに興奮できるような、ワクワクすることをやっていってほしい」と、期待を込めて力強く語った。


 さらに、時計全体が1枚の電子ペーパーでできており、服装やシーンに合わせてデザインを変えることのできる「FES Watch」を街ゆく人に身につけてもらい、スナップ写真を撮影。その写真は、当日、渋谷モディの壁面の街頭大型ビジョン『ソニービジョン渋谷』に映し出された。


 また、電子ペーパーでつくる未来のファッションの可能性として、「2020年のファッションアイテム」の展示や、新進気鋭のアーティスト4名がこの日のために『Xperia Ear』をデコレーションした作品も、コンセプト展示された。当日は新しい驚きのある展示と、参加型コンテンツを楽しむ観客で大盛況となった。


 Sony Square Shibuya Project では、4月8日から、活動の第1弾として「音楽」をテーマにした企画、“Music Crossroads (ミュージック・クロスロード)”を実施する。「アーティスト×テクノロジー」「アナログ×デジタル」など、ソニーならではの視点で、音楽の様々な楽しみ方を掛け合わせたユニークな企画を予定しています。渋谷の街を訪れる人の好奇心を刺激する体験を提供していきますので、ぜひご注目ください。


 ※情報は随時下記サイトで更新いたします。


 Sony Square Shibuya Project サイト: http://www.sony.co.jp/square-shibuyapj/


 





























情報提供元: News Lounge