高畑充希が満島真之介からの“抗議”に平謝り!


 女優・高畑充希(25)、俳優・満島真之介(27)、前野朋哉(31)、江口洋介(49)、古田新太(51)、高橋英樹(73)が27日、東京・丸の内ピカデリーで劇場アニメーション『ひるね姫~知らないワタシの物語~』(監督:神山健治/配給:ワーナー・ブラザース映画)完成披露試写会に登場した。


 『東のエデン』『精霊の守り人』『攻殻機動隊S.A.C.』などの人気作で知られる神山健治監督初の劇場オリジナルアニメーション。岡山県倉敷市の平凡な高校3年生・森川ココネ(高畑)が、唯一の特技である昼寝を使い、夢の中での冒険を繰り広げ、現実での小さな真実を見つける物語となる。2020年とごく近い未来も舞台となっており、現代の若者の姿も描き出している。


 アフレコについて問われた高畑は、「岡山弁も難しかったんですけど、とにかく相手の人がいる中でやること慣れていたのでなかなか慣れなくて、相手がどういう話し方をするのか分からないなかで声を入れていたんです。妄想で補っていくことに慣れていなくて。江口さんに至っては、きょう初めて会ったんですよ。映画のなかでは、家族風で年月を感じるんですけど」と、実感を話し、江口もこれには苦笑い。


 すると満島が、「妄想で補っていくと言われたんですけど、アフレコは僕もいたんです。2人だったんで。まったくいなかったことにしましたね、少し寂しい思いをしています」と“抗議”し、これに高畑も、「ごめんなさい!」と、平謝りする一幕も。そんな満島は、「また映画の声優は初めてで、モリオという、僕とは真逆の理系でリアリストの男の子を演じました」と、新しい役への挑戦を口にしていた。


 一方、江口は、「僕は、高畑さんの声を聞きながらアフレコできたので、家族愛のある、どこか頑固な親父を演じることができました」と、高畑の演技で引き出されるものがあったといい、「作品は、監督ならではのSF要素もありながら、家族の物語もきちんと描かれており、グッとくるものになっていると思います」と、アピールも。


 さらに、志島会長を演じた高橋は、「私は偉い役を演じていますが、声のみで表現するのは難しい作業でした。声優は今回3回目で、怪物、ウマでしたが、今回は初めて人間をやりました。非常に楽しく演じました」と、振り返っていた。


 イベントでは、作品が夢に隠された秘密を探っていくストーリーということで、キャストたちの夢診断が行われることに。高畑は、「稽古中だった舞台を本番直前で降ろされる」「仮眠中、ひたすら水を飲まされ続ける」という夢を見たそうだが、診断結果「自虐で打たれ強い」とのこと。それを聞き、「わりと打たれたら強い気がします。ドMなのかな?打たれ強い、ひょうひょうとしている、というのは、まさにその通りですね。すごく緊張しているのに、緊張がばれなかったりします。しかも寝れば、大体のことは忘れますしね。ドMなのかな?やだな……」と、漏らして場内を沸かせることも。


 神山監督は、「最近見た夢をおぼえていない」とコメントしていたが、結果は「今は脳も忙しい」とのことで、「これはだいぶ、ぴったりですね」と、苦笑いだった。


 最後に高畑から「みなさま、ご覧になる前なので、あまりいろいろ話せませんが、エンドロールの映像もふくめ、本編だと思っていますので、最後まで席を立たずに楽しんでいただければと思います。そして、この映画を観終わって、気に入って頂けたら、死ぬほど広めてください」と、アピールしてその場を後にした。


 劇場アニメーション『ひるね姫~知らないワタシの物語~』は3月18日より全国公開!



情報提供元: News Lounge