アイドルグループ『TOKIO』が30日、東京・渋谷のNHKホールで『第67回NHK紅白歌合戦』リハーサルの会場に姿を見せ、報道陣向けに囲み会見を開いた。
TOKIOは今年は23回目の出場で『宙船(そらふね)』を歌唱する。囲み会見には大量の記者が詰めかけ、前方の記者たちは後方に気を使い座っての取材となり、城島茂が「人が1つになってる……」と評したり、長瀬智也が「なんかピクニックみたいになってる(笑)」と、ニコニコと笑みを浮かべ和ませるなか会見がスタートした。
報道:今年のTOKIOは中継なのでいつもと違いますよね?
山口達也:中継なんですか?
長瀬:そうっすかね。中継で、初めてかな。23年間やらせて頂いて、初めてですね。
山口:ジャニーズでは初らしいですよ。中継が。
報道:ジャニーズの中で初めてのことなんですか!?
長瀬:そうみたいですね。
報道:その初めての中継という役を担ってみて?
松岡昌宏:いままで、やったことないんです。紅白で中継って。
山口:いつもなんとなくNHKホールにいるというのが当たり前だから……。
長瀬:年末にいるというのが当たり前なので、それがまたいつもと違って新鮮な感じが。
山口:中継でさらに、TOKIOが都庁からっていうのもなんか、ストンと落ちるところで、納得しながらできるのかな。
長瀬:あとはオリンピックの選手の方とかも来て頂いて、東京オリンピックに向けての思いも込めてやるという形なのかな。
報道:TOKIOさんは五輪の旗ツアーのアンバサダーを務めていらっしゃいますが、フラッグツアーの一環のような感じですか?
国分太一:そうですね。スタートが都庁から始まったので、まだ現在進行系ではあるんですけど、そのスタート地点から『宙船』で中継できるというのは、また東京オリンピックに向けて勢いづくんじゃないかなって思っています。
報道:もうリハーサルはされたんですか?
5人:まだこれからです。
報道:外だし寒いのでは?
長瀬:寒いからバケツにお湯を張って。みんなで指を入れて……。
国分:ギリギリまでね。
松岡:動かなくなりますよ。
山口:そういう世代なんで。
長瀬:リーダーは末端冷え性ですから。
城島:島(DASH島)で色々やってるんでね。
報道:太一さんは大丈夫ですか?
国分:実は心配なところはそこではあるんですけど、NHKホールでは見せられないようなパフォーマンスとエンターテインメント性が作れると思います。今年のNHKさんの中で歌う最後の『宙船』になるので、とにかくメッセージを伝えたいなと思いますね。
長瀬:NHKさんが考えてくれた演出も素晴らしいんで、ぜひ、楽しみにしていてください。
報道:そうするとTOKIOは都庁とカウントダウンライブの会場の東京ドームを往復されるんですか?
長瀬:そういうことですね。
報道:交通事情は大丈夫ですか?
長瀬:道はすいてますから。年末でね。
報道:そうすると新人さんみたいな忙しさですね。
松岡:なんかね、1回何年か前に、TOKIOがここから移動するよという中継をやったことがあったんですけど、たいして盛り上がらなかったんで。
長瀬:あれがジャニーズの汚点だったんじゃないかっていう。
松岡:今年はそれを嵐にやらせようって話が出て。僕らはちょっとしっかり視界固めて、2017年いいスタートを切れればなと思っています。
報道:今年のTOKIO、1年を振り返って?
松岡:各個人でいろんなことやってましたし、国分さんにお子さんができたりとか。
報道:おめでとうございます。
国分:ありがとうございます。
長瀬:それに、音楽かつ小津もできたし、充実してた。
松岡:グループ活動としてはいい確認時間もあったし、良かったかもわからないですですね。ちょっと20周年がバタバタしていた分、ちょっと去年と今年で冷静になって、いろんな話し合いができた。また新しいTOKIOが作れるかなと思っています。
報道:そんなところで今年を漢字1字で現すといかがですか?
松岡:また来ましたねぇ。
長瀬:城島さん。そういうのはもう年の功で。
国分:(城島を見て)一瞬マネージャーさんかと思いました。
城島:(苦笑)。うーん、4年後の東京オリンピックもありますけど、アンバサダーというところもありますし、『輪』っていうのは大事だなって、気付かされた1年でしたね。
報道:“和”ですか?
松岡:あっ、輪っかの輪!
長瀬:いや、昭和の和なんじゃ?
城島:五輪の輪です。
松岡:どうします?もっと使えるようなコメント出させましょうか?じゃあ、『輪』でいいですか?
報道:昭和の和だと思っていたので。
松岡:俺もそう思っていましたよ(笑)。
報道:23回目の出場というとSMAPさんと並ぶわけですが……。
松岡:僕らはずっとバックでつかせてもらっていましたし、先輩たちの背中を見て育った部分はあるので。光GENJIさんもそうでしたし、今回のSMAPさんもそうですけど、気づけば僕らが一番上になってしまったということなんで、またそれは歴史の1つとして、TOKIOはちょっと気を引き締めて頑張りたいなという気持ちが出てきたのも、実際にありますね。先輩方の栄光というのはずっと残るものですから、それをお僕らは勉強してきましたし、それを引き継ぎながらしっかり頑張っていきたいと思っています。
報道:年的にも一番近いのでは?
松岡:ええ、そうです。
報道:そうするといろいろな思い出もあるのでは?
長瀬:だから僕らは何1つ変わらないですよ、気持ちは。なのでいつも通り。先輩たちのことを見ていきたいと思いますし、リスペクトももちろんしてますし、何も変わりません。
山口:23回という数字は先輩と一緒だったり、うちの先輩じゃないですけど、演歌の先輩を見ればそれこそ何十回と出られている先輩がいるなかで、今23会を迎えたTOKIOが最高に見せられるものを見せられたらいいんじゃないかなとは思っています。
NHK職員:そろそろお時間よろしいでしょうか?
松岡:リーダー、本当に『輪』で大丈夫ですか?
城島:どうしましょう?
報道:司会の相葉雅紀さんは打ち合わせして大丈夫でしたか?
5人:まだ会ってないんですよ。
国分:たぶんダメじゃないですかね(笑)?
一同:笑
長瀬:えっ、ダメなの(笑)?
松岡:意外とドキドキしてるんじゃないかな。
長瀬:いや大丈夫そうだけどなぁ。
国分:なんかおトイレの回数が増えそうな気がしますけどね。
長瀬:たしかに。
松岡:でもあいつのことだから大丈夫で飄々とやるんじゃないですか?
山口:大丈夫です。われわれもいるんで大丈夫です。