初めての甲子園に感動する井頭愛海


 20日、兵庫県・西宮市の阪神甲子園球場で開幕した第88回選抜高等学校野球大会(毎日新聞社、日本高等学校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に、「センバツ応援イメージキャラクター」を務めるアイドルグループ『X21』のメンバーで女優の井頭愛海(いがしら・まなみ、15)が初めて訪れ、開会式と開幕試合を観戦した。


 4月から高校1年生となる井頭は、一足早く、高校生の制服をイメージした白いブラウスに青いリボン、グレーのカーディガンにチェックのスカート姿で、開会式が始まる午前9時前に到着。4万2000人の観衆が入った球場を一目見るなり「わぁ~、大きい!」と、感動。


 午前9時、開会式が始まり、出場32校の選手が入場してくると、「チームのみんながそろって足を高く上げて行進する姿が素敵でした。球場の熱気が直に伝わってきて、いよいよこれから始まるんだというワクワク感があふれていました」と、独特の雰囲気に気持が高ぶっている様子。


 続いて、21世紀枠での初出場となった小豆島(香川)の樋本尚也主将が、「当たり前にある日常のありがたさを胸に、僕たちはグラウンドに立ちます。支えてくださる方々を笑顔にできるよう、気迫を前面に出し、全身全霊でプレーすることを誓います」と、選手宣誓。


 見守る側も宣誓する側も緊張する初々しいセレモニーを目の当たりにした井頭は、「一語一語はっきりとしていて、決意が伝わってきました」と、感激した様子だった。



 そのまま、第一試合の福井工大福井(福井)―智弁学園(奈良)を観戦。金属バット特有の「カキーン」という打撃音を聞くと、「耳に響く感じが好きです」と話し、応援席の人文字を見ては、「応援席もチームワークがしっかりしてますね。たぶん、いっぱい練習してきたんだろうな」とか、「ヒットが出た時のどよめきがすごいですね。振動になって伝わってくる感じがします」と、とかあちこちに、目や耳を向けては、飛び込んでくる音や光景に興奮気味に話した。


 センバツ応援イメージキャラクターに任命されてからは、新聞記事などで高校野球の記事を熱心に読んだそうで、「球児がどういう思いでここまで来たのか知りたかった。特に21世紀枠で出場する釜石高校(岩手県)は震災で練習環境が厳しい中、大変だったと思う」と、思いやった。


 最後に、「野球と女優。目指す世界は違うけど、選手も私も夢を追いかける姿は同じ。今ここで出せる力の全てを出し切っていただきたいと思います」と、選手たちにエールを送りつつ、「私も、誰もが憧れるような女優になれるよう頑張ります」と、決意を語った。


 









情報提供元: News Lounge