舞台「真夜中の弥次さん喜多さん」で唐橋充と藤原祐規をはじめキャストたちが熱演を見せる


 舞台『おん・すてーじ 真夜中の弥次さん喜多さん』(演出:川尻恵太)ゲネプロが9日、東京・シアターGロッソで開かれ、不思議な世界観の作品を熱量いっぱいに演じきった。


 漫画家・しりあがり寿氏原作の作品。薬物中毒となってしまい苦しむ喜多さんの“リヤル”を取り戻すため恋人の弥次さんと2人、手に手を取って江戸の町から飛び出してお伊勢さんに向かうことに。しかし、道中は奇妙奇天烈なものとなり、不思議なことばかりが起こっていく。2人はお伊勢さんにたどり着けるのか?“リヤル”を実感することはできるのか?


 スタートからぶっ飛んだ感じの世界観がヒシヒシと伝わってくる演出とキャストの演技が連発!一気に作品の中に入り込めるものに。薬物中毒に苦しむという狂気の表現を喜多さん役の藤原祐規が表情や行動など全身全霊で演じる姿や、個性の強いキャラクターたちの熱演が光る作品に仕上がっている様子を見せた。


 公開げいこ終演後には藤原から「長いようで短いけいこ期間でした。みんな大好きなメンバーで、川尻(恵太)さんもすごく多彩で、本当にけいこが楽しくて、ゲネプロもあっという間に終わりました」と、通しての感想を語り、「あしたからの初日もみんなで楽しみたい」と、気負いはないよう。


 


 一方の弥次さん役の唐橋充は「同じコメントじゃダメですか?」と、話して報道陣を沸かせつつ、「計算された間を再現するということを、ひと月かけてやってきたので、その間が自分の間に変わってきたんだ、間をつかめてきたと思えてきました。これをどうやって作っていくのか本当に怖くて暗中模索だったんですが、川尻恵太さんが率いてくださってようやく間が合ってきたんだろうなというところです」と、舞台全体がつかめてきたそう。


 ただし、唐橋は、「本番ではお客様にこの作品をドンとぶつけてみないと、気に入っていただけるかどうかは怖いところです」と気を引き締めつつ、「でも、大丈夫だろうなと思っています」と、力強く前を向いていた。


 舞台『おん・すてーじ 真夜中の弥次さん喜多さん』は17日までシアターGロッソにて、大阪・サンケイホールブリーゼにて1月22日から24日まで上演!なお、本公演のDVD化も決定しており公演会場にて先行予約も行われる。


 


 ■出演キャスト

 弥次さん:唐橋充

 喜多さん:藤原祐規


 空の守:松本寛也

 バーテンダー:三上俊

 バーテンダーの妻:田上真里奈

 あぶくの女・お雪:岡田あがさ

 紅牛:西山丈也

 Gロッソマングリーン:松本祐一

 乗務員:田代哲哉

 ジャンヌダルク:富田麻帆


 奪衣婆:伊藤修子

 うその弥次さん:汐崎アイル

 ほか


 ※記事内画像はすべて(c)しりあがり寿/2015 おんすて弥次喜多




情報提供元: News Lounge