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タレント・関根勤(62)、高田延彦(53)、赤井英和(56)、シルベスタ・スタローンのモノマネで知られるお笑いタレント・スタスタローン(35)が22日、東京・新宿ピカデリーで映画『クリード チャンプを継ぐ男』(監督:ライアン・クーグラー/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開前夜トークショーに登場した。
人気作『ロッキー』シリーズの新章となる作品。かつて死闘を繰り広げた亡きライバルのアポロ・クリードの息子をチャンピオンにするため、ロッキーが立ち上がる。
名作『ロッキー』へ高田は、「どれだけ生きる力をもらったことか。人生においてもプロレスの現役時代においても力をもらいました。現役を続けるかどうか迷っているときに『ロッキー4』が上映されたんです。それを観て、私自身何をくよくよ悩んでいるんだと。出会えて良かったです」と、励みになり、赤井も“浪速のロッキー”との異名を取るきっかけになっただけに思い入れが強いそうだ。
関根にも思い出があるそうで、「『ロッキー1』は本当に荒々しくて、スクリーンから圧倒してくるんだろうというので新しさを感じましたね。アポロとの戦いにドキドキしました。あの戦いがあるからこの作品につながる。当時僕も芸能界で行き詰まっていたんですけど、この映画は最高のカンフル剤ですよ」と、奮い立ったそうだ。
さらに関根は、本作のテーマの1つにもある次の世代への継承ということへ、自身のこれまでの人生を振り返り、「昔はかなり気持ち悪いタレントだったんです。(娘の)麻里にも当時の話をすると『気持ち悪いな』と言われて、マミーはよくこんな人と結婚したねと言われたんです。でも、女房はこんな気持ち悪い僕を受け入れてくれた。『ベスト女房感謝』みたいな賞があったら1位です。(麻里がKと結婚して)孫が生まれたんですけど、孫を抱いていたら、妻が麻里を産んでくれたからなんです。妻に声をかけたことが、孫の誕生につながったんだなって」と、しんみりと語りつつ、「ロッキーの誕生と同じくらいの時に女房と付き合ってます。ロッキーハズバンドと言っていただいてもかまいませんよ」と、しっかりオトして笑いを誘っていた。
関根による麻里の話は続き、「『ZIP!』なんかは麻里のバーターで出てますよ。麻里がいたから出れたんですから」と、軽妙な口調で話して、場内を爆笑させる。そんな関根の話から、赤井も、ボクシングの全日本選手権でベスト8になった長男・英五郎を呼びこみツーショットを披露し、「あまりない機会なので緊張しました」と、苦笑いを浮かべていた。
ほかにも、スタスタローンが『エイドリアンからプレゼントされた犬をかわいがるロッキー』、『動物園でエイドリアンへのプロポーズに成功し、嬉しさのあまり虎に話しかけるロッキー』と、作品好きも納得のネタを披露。ついには、輪島功一のマネをはじめた関根とボクシングの“試合”をしだしてノックアウトするという小芝居も繰り広げ、沸き返っていた。
イベント終了後の去り際には関根へ元マネジャーとお笑いコンビ『ココリコ』の遠藤章造(44)が近く再婚するという報道へ記者から声がけが。しかし、“試合”を経て関根とスタスタローンは友情が芽生えていたのか、関根はスタスタローンの後ろに隠れると、スタスタローンも体を張って報道陣の気を引くなど徹底ガードしていた。
映画『クリード チャンプを継ぐ男』は23日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国お正月ロードショー!