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人気アイドルグループ『SMAP』の中居正広(43)、木村拓哉(43)、稲垣吾郎(41)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)が29日、東京・駒沢オリンピック公園で開かれた『パラ駅伝in TOKYO 2015』に登場し、会場の盛り上げに一役買った。
日本財団パラリンピックサポートセンターが初開催。視覚障がい者や車椅子走者、肢体不自由者、知的障がい者、聴覚障がい者と健常者の混成チーム171人19チームが全8区、20.504キロでたすきをつなぐというもの。
場内は多数の観客が詰めかけ熱気に包まれる。SMAPが会場に姿を見せた際には、歓声で沸き返ることに。香取は「『i enjoy!』したいと思います」と、パラ駅伝のテーマに添った掛け声を挙げつつ、好天に恵まれたことへ、「稲垣さんのおかげで、こんなにいい天気で」と、ニヤリ。すると、稲垣は「SMAPのなかでは“晴れ男”なんです」とコメントしたのだが、静まる会場に香取は「ちーん」と茶々を入れると、稲垣は「みなさんここ盛り上がるところ!」と、促して、声援と歓声が挙がり、稲垣は「微妙な歓声ありがとうございます」と、やりとりを繰り広げて盛り上がった。
そんな和やかな雰囲気のなか中居は「どこまでサポートできるか定かではありませんが、初めての大会に参加させていただくことができました。『i enjoy!』をみなさんで“輪になって”楽しみましょう」と、『V6』も歌った名曲『WAになっておどろう』を引用したうまいコメントで場をいい感じに引き締めた。
さっそくその盛り上げの一環として、出場19チームの読み上げを5人で担当。木村、草なぎと続き、稲垣からは遊び心が出てきたのか、アクセントをつけ強調し、その言い方に会場中がドッと沸く一幕も。そんななか早速スタートした1区のランナーが戻ってくることに。トラック近くにいた木村は両手を挙げて熱の入った声と大興奮で迎えたが、これに会場は触発されたのか、以降はひときわ大きい歓声となっていた。
競技終了後には区間賞を獲った選手の表彰にSMAPの5人と宝塚歌劇団のメンバーで立つことに。その健闘をたたえているなか4区と5区の選手を担当した木村は、その頑張りに固くハグする姿もみられ、祝福の拍手が鳴り止まない一幕もあった。
本日パラ駅伝へ参加してみての感想を木村は、「本当に参加してみないと分からない、経験してみないと分からない部分がものすごいありました。体を最大限に使うという姿勢をきょうは学ばせて頂いた、それが一番大きですね。今後、みなさんも僕自身も、本当に使える体を最大限に使って、いろんなことをみなさんに伝えていきたいと思いました。きょう参加したからこそ分かることがいっぱいあったので、本当に選手のみなさん、サポートしてくださったみなさんに感謝したいと思います。会場に集ってくださったみなさんにも感謝したいと思います」。
香取は「すごく楽しかったです。『i enjoy!』というテーマのもとに集まって、パラ駅伝に始まり、知らないこともたくさんあったので、きょう参加しただけで気づけたことや知れたことがたくさんあった。これからももっと新しいことを知れて、もっともっとエンジョイできたらなと思っています。パラ駅伝のスタートとともに、今後もパラリンピックをみんなと一緒に応援していけたら」。
稲垣は「僕らをパラリンピックのサポーターとして任命して頂いて、今回、パラ駅伝というのが5人で初めてのイベントだったんです。本当にまだまだ勉強不足なんですが、本当に何よりもパラスポーツというのがこんなに感動をもたらしてくれて、笑顔にしてくれるというのに感激しました。この感動を全国のみなさんに、もっともっと、みなさんを通じて、みなさんももっともっと広げていきたいと思いますし、それが僕らの使命だと思いますので、これからも盛り上げることができればなと思っています」。
草なぎは「こうやって生でみなさんの頑張りを目の当たりにすると力になります。ハンデを乗り越えるパワーというのは本当にすごいんだなって思います。きょうだけじゃなくて、日頃生活しているなかでたくさん努力されているということがヒシヒシと伝わってきました。会場のみなさんも寒い中応援してくださってありがとうございます。これからできること、力になることをどんどん続けていきたいと思っています」。
中居は、「僕ら『SMAP』がやれることは非常に限られてますし、微力だと思います。こういうスポーツはみなさんが主役ですし、僕らは本当にサポートさせて頂く限りです。今後も選手のみなさんはハードルの高い練習があると思いますけど、ぜひともまだまだ力を発揮できていない部分があると思うので、高みを目指して頑張って頂ければ。僕らも少しでも協力できればいいと思いますので、またこのようなイベントがあったらお声をかけて頂きたいと思います」。
その後、『がんばりましょう』『Joy!!』『世界に一つだけの花』の3曲をスペシャルメドレーでパフォーマンス。『世界に一つだけの花』の最後のほうには「エブリバディ!」と、メンバーから声がかかり、一体感のあるライブステージとなった。
最後に中居から「『i enjoy!』です。今後ともパラスポーツ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目指してみなさんでサポートしながら一丸となっていければ!」と、呼びかけ、この日のプログラムは終了となった。