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“ガルパン”の愛称で親しまれているアニメ『ガールズ&パンツァー』のキャストトークショーが14日、茨城・大洗マリンタワー前で開催された『第19回 大洗あんこう祭』内で開かれ主人公の西住みほ役・渕上舞、武部沙織役・茅野愛衣、五十鈴華役・尾崎真実、秋山優花里役・中上育実、冷泉麻子役・井口裕香、歌手・ChouChoが登場し、司会は廣岡祐次宣伝プロデューサーが務めた。
『ガールズ&パンツァー』は戦車を使った武道『戦車道』が大和撫子のたしなみという世界を描いた作品で、2012年から13年にかけてテレビ放送され人気を博した。ファンの声援に応えOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』が14年7月に発売となり、いよいよ今年11月21日には完全新作劇場版(監督:水島努)の公開も控える。大洗は作品の舞台となった“聖地”として知られ、12年の『あんこう祭』には6万人、13、14年には10万人が訪れるなど地域ぐるみで盛り上がりを見せている。
朝の渕上による開会宣言までは生憎の雨だったが、トークショー前に雨は止み、雲の間から太陽が顔をのぞかせるという、天気が持ち直したなかでのトークショーに。昨年のステージから使われている背中にあんこうマーク入りのカーキ色のモッズコート姿で5人が登場すると、場内は歓声に沸くこととなった。
渕上は“雨女”として自らも気にしているだけに「朝は私1人だったので雨でした」と、感想を漏らしつつ、「みんなが来てくれて晴れました」と、集まってくれたファンへお礼を。茅野は、「みんな大洗は好きか!」と観客たちに尋ねるパフォーマンスをしつつ、「私も4年目の大洗でのトークショーになりますけど、相変わらず大好きです!」と、大洗愛を叫ぶ。中上も優花里の名台詞となる「ヒャッホー最高だぜぇ!」と、呼びかけて盛り上がった。
茅野の言うように4年目となる同所でのイベントということへ渕上は、「もう4年目なんだなっていう時の速さにとてもビックリしています。1年に1回のこの場所でのトークショーですが、その間もガルパンのお仕事は継続してありましたので、期間が開くことがこれまでそんなになかったので、久しぶりな感じではなくて、半年前にきょうのような光景を観たような感覚なんです。そういう経験ってなかなかできることではないので、1年ぶりに立てて嬉しいなという気持ちです」と、感慨深げで、井口も「4年というと馴染んでくるよね」と、相づちを打つ。
いよいよ劇場版公開が6日後に迫ったが、井口は「去年このステージで発表して今か今かと待っていました。こうやって4年目になった今、アフレコもして、みんなで集中して気持ちも込めて、スタッフのみなさんも忙しいなか素晴らしい画を作り上げてくださって、早く劇場で観て頂きたいです」と、熱い思いを語ると、中上は「本当にできるかなと心配な時期もありました。アフレコ収録前のVチェックをしたときに「帰ってきた感」がすごくあって、その中で音楽が入っているシーンもあったんですが、そこでグッと来て泣いてしまって。それがみなさんと共有できるのが、あと6日ですから」と、相当の出来なよう。
尾崎もそれを裏付けるように、「台本を読んだだけで、胸が熱くなるシーンがたくさんありました」とのことで、茅野も「台本を読んで本当に面白くて、アフレコのときに、監督とスタッフさんに『面白いですね!』と言っちゃいました(笑)。楽しんでもらえることは間違いないと思っているので、私は胸を張ってここに立っていられます!」と、自信。
渕上は「私自身も途中、不安になることがありましたけど、あと6日になりました。すごい面白いものができて、みんなに笑顔で面白いものができましたというのを伝えられる瞬間がいまここにあるのがすごい嬉しいです。始まりから終わりまで見逃せないです!」と、笑みを見せた。
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