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Instagram @worldskatesb より
5月23日(現地時間)に、アイオワ州デモインで開催されたDew Tourストリートで、堀米雄斗が2位に輝いた。
ストリート女子は西村碧莉、織田夢海がシードで、西矢椛、藤沢虹々可、中山楓奈、西村詞音、赤間凛音が予選を勝ち抜き、セミファイナルに出場予定だったが、日本チームスタッフがコロナウイルスに感染した為、PCR検査を受け全員陰性だったが、その結果が競技に間に合わず棄権となった
他にも予選から悪天候が続き、順延や中断が繰り返され、選手のコンディションや集中力が心配される展開に。女子が棄権となった直後、準決勝に出場した堀米は、集中力を切らすことなく得点を稼ぎ、3位で決勝進出を果たした。
今大会は、東京オリンピック出場ポイントが付与される大会で、ストリートは45秒間自由にコース内を滑走するランを2本と、一発技で得点を競うベストトリックを5本行い、上位4本の合計得点で争われた。
次回の開催は6月にローマにて行われる世界大会が最終戦となっている
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堀米雄斗とナイジャ・ヒューストンは昨年1月に名古屋で行われたキメラAサイド以来の対決となったが、この日もナイジャの雄叫びが会場に響く日となった。
決勝に進んだ堀米は、1本目のランで自身もオリジナルトリックと謳う、ノーリーからのトリックを上手く組み込んだランで9.06点を獲得。ラン2本を終え、17.67点の首位でベストトリックへ進んだ。
一方のナイジャは、2本目のランで9.10点を出すも、1本目のランでミスがあり2位でベストトリックに臨んだ。
堀米はベストトリック1本目で、ノーリー270 スイッチバックサイドテールスライドを決め8.96点を獲得。2本目には、技をかけに行くのが難しい、スイッチフロントサイド180 バックサイド50-50グラインドを一番大きな11段ステア(階段)脇のレッジで決め8.95点。
ここまで高難度の技を決めるも、ベストトリックでは9点台になかなか届かない。
一方のナイジャはベストトリック1本目、一番大きなレッジでキャバレリアル バックサイドノーズブラントを決め9.25点。
2本目も同じセクションで、スイッチヒールフリップ フロントサイドテールスライドを決め9.14点。
5本目に同じビッグレッジで、スイッチヒールフリップ5-0グラインドを決め9.54点を叩き出し、勝負を決める雄叫びをあげた。
注目すべきは、ベストトリック全てを11段ステアのレッジに高難度の技でチャレンジし、ここぞという所は必ず決めてくる点。
今大会は悪天候で順延、中断が続き選手の集中力が心配されたが、男子ストリートでも突然の雨で一時中断が発生。しかし、ナイジャはそんな心配を微塵も感じさせない集中力を見せた。
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大会最終日には、障害者クラスの大会も行われた。
世界クラスのスケーターが競う、とにかく大きいセクションにも関わらず、両足の無いスケーターがバックサイドフリップを決め、義足のスケーターはビーンプラントで魅せて、車椅子のスケーターが、トランスファーのドロップインで会場を沸かし、片腕の無いスケーターは、フルスピードで巨大ウォールに、バックサイドロックンロールで果敢にトライ。
盲目のスケーターで一躍有名になった、ダン・マンシーナはレールに挑み続けた。
パーク、ストリート共に優勝は、健常者と一緒にTampa AMにも参戦するフェリペ・ヌネスが優勝。
いろんなスケーターがいる中でも一際、上手いスケーターがいると思い、気になって調べてみると、ブランドン・ホワイトという聴覚障害者のプロのスケーターだった。
この大会を通して、世の中にはいろんなスケーターがいるという事を知る事ができ、改めてスケートボードは自由だと感じると同時に、どんなハンディがあっても、スケートボードを楽しむ事が出来るという事を証明し続ける彼らに、スケートボードの新たな可能性を見た。
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1位 Nyjah Huston – 37.05
2位 堀米 雄斗 – 35.58
3位 Aurelien Giraud – 35.35
4位 Jamie Foy – 31.28
5位 Vincent Milou – 28.99
6位 Felipe Gustavo – 27.84
7位 Manny Santiago – 17.55
8位 Shane O'neill – 10.63
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1位 Pamela Rosa – 18.58
2位 Rayssa Leal – 17.30
3位 Roos Zwetsloot – 12.96
4位 Leticia Bufoni – 11.86
5位 Poe Pinson – 9.22
6位 Keet Oldenbeuving – 7.87
7位 Julia Brueckler – 7.80
8位 Lore Bruggeman – 4.88
ファイナルの映像はこちら【https://youtu.be/U5aCLK6g5Io】
文 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。