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そんななか、新宿ゴールデン街にあるバー「ひしょう」の店主、御年86歳の佐々木美智子さまが、オンラインバー「ピンクイルカ」を開店したのでございます。
きっと、日本のオンラインバーでは最高齢ママになるのではないかと。
年齢だけではございません。そのキャリアがゴイスーでございます。
新宿のマリアと呼ばれる佐々木さまは、1968年に新宿でバー「むささび」を開店、その後ブラジルに移住してブラジルでバーを経営、襲撃してきたマフィアと銃撃戦を体験。さらにノンフィクション作家の沢木耕太郎さんに本を寄贈してもらい、サンパウロで図書館をつくるなど、ゴイスーな人生を送られています。
「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系)、「逆転人生」(NHK)などにも出演、そのゴイスーな人生はお墨付きでございます。
さらに、共同でこのバーを運営するのが、「妖怪になる!」と本気で活動中の絵本作家、加藤志異さま。こちらも、只者ではございません。
加藤さまは、自称「妖怪絵本作家」。世界的な芸術家・建築家・コーデノロジストの荒川修作さまの影響を受け、人間から妖怪になるという夢を持ち、「世界中のみんなと協力して、どんな夢でもかなえる。」という活動をされております。そんな彼の活動を追ったドキュメンタリー映画「加藤くんからのメッセージ」(監督:綿毛 配給:東風)は、2014年にイメージフォーラム・フェスティバル観客賞を受賞。全国で劇場公開にもなっております。
検索して動画を是非見ていただきたいのでございます。いかにゴイスーな男なのか一目瞭然でございます。
そんな二人が“withコロナ”時代に始めるオンラインバー。
“妖しいもの”好きな方な方は、たまりまセブンなオンラインバーではないかと……。
ちなみに、オンラインバー・ピンクイルカは、毎週土曜日の夜8時から夜10時まで、YouTubeチャンネルの“妖怪放送局”で営業中とのことでございます。料金は無料でございます。
チャットや電話を使って視聴者の皆さんも参加でき、悩み相談なども実施していきたいとのことでございます。
https://www.youtube.com/channel/UCH9T-l500U_0xgL7BQSlAkg
コロナ禍で生まれた新しい文化「オンラインバー」、このような妖しいバー(?)も含め、今後、様々な趣向を凝らしたものが続々登場して来そうな気がいたします。
普段、バーやスナックに行かない方も、このタイミングで「オンラインバー」に足を運んでみてはいかがでございましょう。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)