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『BAILA』2020年1月号では、このSDGsについて記事にしています。社会問題を正面から捉える女性誌の記事は、今まであまり数が多くなかったのですが、最近はファッションと環境問題が無視できなくなっていることもあり、徐々に見かけることが増えてきています。
誌面では読者アンケートも取られました。読者157人中「誰かのために何かしたい」と思ったことがある人は「割と頻繁に思う」「たまに思う」を含めて111人。約7割近くの人が何かをしたいと考えているのです。
こうした考えは、バブルの頃にはあまりなかったのではないでしょうか。当時はひたすら遊んでいる人こそ素晴らしいと考えられていて、ボランティアはダサいと言う人もいました。それが、このように変化したのは、働きかた改革により、人々に余暇ができているというのもあるかもしれませんが、それだけ環境問題や経済格差などが深刻だからなのでしょう。
そしてネット環境の成熟も大きな要因です。今までは幸せそうな画像をアップすれば、みんなから「いいね!」をもらえましたが、最近はそれだけでは満足できなくなり、承認欲求のその先を探し始める人も出てきているのです。そのエネルギーがこうした社会や未来のための行動にと向かっているのはとても喜ばしいことです。
私自身、健康と環境のために、軽い食事制限をしています。予算の都合もありますが、牛肉も牛乳も、もう何年も買っていません。肉は豚とトリがメインです。卵も、カゼをひいて栄養を取りたい時以外口にしません。そもそもあまり牛肉を買わなかったので、あまり苦しむこともありませんでした。
今後はSDGsの17の目標のなかから、自分が変えたいと感じるジャンルを選択し、集中して応援していくという方法を選択する人が増えていくのではないでしょうか。あれもこれもと頑張るよりは、自分なりの納得する理由を見つめたうえで支えていく。これからはそんな時代になっていきそうです。