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みなさん、「ビーツ」ってご存知ですか?
『ウクライナやロシアでよく食べられるボルシチに入れる野菜で、なんか赤いやつ…。』そんなふわっとしたイメージをお持ちではないでしょうか?
「飲む血液」と言われるほど栄養価が高く、美容にもよいスーパーフード…ということで女性を中心に注目を浴び、近年スムージーやサラダなどで姿を見かけることも増えましたが、食卓にはあまり馴染みがないし、そもそもどこで取れるの?どんな形の野菜なの?とお思いの方も多いでしょう。
実はそんな謎に包まれた野菜・ビーツを特産にしている町が日本にあるんです!
その町の名前は北海道愛別町!
オランダ、ニュージーランド、オーストラリアなど、ヨーロッパで主に栽培されているビーツが日本で採れることにも驚きですが、さらに驚きなのは愛別町のビーツ「Sweet Beets Box」は通常のビーツより糖度が高く、格別の甘みを味わえるということ!
そんな愛別町の「Sweet Beets Box」が、麻布十番のミシュラン常連レストラン「ピアット スズキ」にて11月15日までの期間限定で味わうことが出来ると聞き、早速取材に伺ってみました。
取材に訪れた日は丁度「Sweet Beets Box」の魅力を広めるべく活動している愛別町の産業振興プランナーでもあるemotional tribeの井上嘉文さん主催のもと、「ピアット スズキ」とのコラボレーションでビーツの特別コース料理を全国の美食家たちへふるまう日だったようで、これ幸いと私もちゃっかりいただいてきちゃいました。
ビーツとサワークリームのミルフィーユ仕立て・キャビアのせ
はじまりの1品は、目にも鮮やかなビーツの赤と白いサワークリームのコントラストにキャビアの黒というアクセントが効いた見た目。
シャクッとした食感で瑞々しさを感じるビーツとサワークリームのまったりとした口当たりの違いも楽しく、ビーツの甘み・サワークリームの酸味・キャビアの塩気が最高なバランス。
序盤から、ビーツという食材のポテンシャルに驚かされる一皿でした。
魚介とビーツのクレーマ・パレット仕立て
前菜1品目(冷菜)はビーツの特徴である色を全面に押し出した一品。
ポップでファンシーな色味とは裏腹に、魚介の旨味がしっかり出ている本格的なクリームのお味にびっくり。
あまりにクリームが美味しくて、マグロやエビなどの魚介と堪能した後も、最後の一滴までパンですくって味わってしまいました。
焼きビーツとゴルゴンゾーラ・生ハム添え
前菜2品目(温菜)は、「Sweet Beets Box」の特徴である「甘み」を存分に堪能できる一品。
ビーツを焼き芋のようにアルミホイルで包んで5〜6時間オーブンで焼くことで甘みを最大限に引き出し、さらにビーツ特有の匂いや酸味もあますことなく味わえるよう調理されたという1品は、ゴルゴンゾーラ&生ハムとのマリアージュが「最高」の一言!
生ハムの強い塩気がビーツの甘みをさらに引き立て、クセの強いゴルゴンゾーラを、生ハムで引き立てられたビーツの甘みが優しく包み込み、嫌厭されがちなゴルゴンゾーラのクセを「個性」へと昇華させた一皿です。
ぜひ一度味わっていただきたい珠玉のお味。
ちなみに、こちらのメニューは11月15日まで「ピアット スズキ」にて味わうことができます!
ビーツを練り込んだ冷製パスタ・ブラッティーナとトマトのソース
メイン1品目は、ビーツを練りこんだピンクのパスタが女の子のハートをがっつり掴む、可愛らしい見た目!
ソースはブッラータチーズという弾力がありさっぱりとしながらもミルキーなお味のチーズとトマトのさっぱりしたお味で、つるりといただけます。パスタと同じ幅に細切りされたビーツも絡まっており、食感も楽しい一品です。
ビーツのニョッキ パンチェッタのクロカンテ
茹でてペースト状にしたビーツを練りこんだビーツのニョッキはこれまたサクラ色の見た目ともちもちの食感で、女の子受け間違いなしの一品!
チーズソースの濃厚なお味とも相性抜群だし、カリカリに焼かれたパンチェッタの塩気と食感も、もちもちニョッキに最高にマッチしています。
ゴルゴンゾーラの時も感じていましたが、この一皿でビーツってチーズとの相性抜群なんだな、と確信しました。そしてこの組み合わせ、お酒が進む。
こちらのメニューも11月15日まで「ピアット スズキ」にて味わうことができるので、ぜひお酒と共にご賞味あれ。
和牛の赤ワイン煮込み
和牛をじっくり赤ワインで煮込み、ビーツをチップスにして添えたメインを締めくくる一品!最後にふさわしい圧巻の見た目です。
和牛は噛めば噛むほど旨味が溢れてくる…。赤ワインソースの甘みと酸味が肉の旨味をさらに引き立てています…。
そして、添えられたビーツチップスはというと…これ、でっかい袋にいれて販売してほしい〜!ビーツの甘みと少しの酸味をギュギュッと凝縮したお味とサクッとした食感…いつまでも食べていられる…!
和牛のアクセントとしてもしっかり効いていましたが、チップス単体でも無限に食べていられる美味しさでした。ビーツの可能性、無限大。
ドルチェまでビーツ尽くし!
最後に出てきたドルチェもビーツ・ビーツ・ビーツ!
ビーツがタルトタタンのようにきらめきを放っているチョコタルトやビーツのマカロンと…甘みの強い愛別町のビーツだからこそ出来る、最後の最後までビーツ尽くしのコース料理に、心もお腹もまんぷく。
すっかりビーツの虜になってしまいました…。
コース料理の中で紹介した「焼きビーツとゴルゴンゾーラ・生ハム添え」と、「ビーツのニョッキ パンチェッタのクロカンテ」はピアットスズキにて11月15日まで期間限定メニューとしていただけるそう!
甘みの濃いビーツと塩味の濃い食材はまさにベストマッチ!この2皿は特にビーツと食材のマリアージュが完璧だったと思います。
北海道愛別町産ビーツとミシュランシェフの腕が織りなす格別の幸せをいただきに、麻生十番へ降り立ってみては?
ちなみに、愛別町のビーツ気になるけど麻布十番は遠いし…なんて方は、愛別町HPにて1.8kg(¥3240)から「Sweet Beets Box」を購入することもできるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
HP【https://aibetsu-shop.com/collections/frontpage】