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「ありさんありさんどこいくの?」(作:大橋 ツヨシ 出版社:双葉社)
アリ達がぞろぞろ歩いていくだけのシンプルな構成でございます。ただ、笑いの積み重ね方がさすがなのでございます。大人がクスリと癒される絵本でございます。
シュールなギャグと絵本・子供の感受性に親和性が高いのか…、ギャグ漫画と絵本の間に、何か重要な共通点があるのか…、気になるところでございます。
大橋ツヨシさまと同じく、最近、絵本デビューを果たした漫画家が、藤岡拓太郎さまでございます。1ページギャグ漫画集「藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない」(ナナロク社)が話題でございます。こちらも、シュール・脱力系でございます。その藤岡さまの絵本がこちら。
「たぷの里」(さく・え:藤岡拓太郎 出版社:ナナロク社)
こちも大人にささる癒し系ギャグ絵本かと。とくに、大人女子がハマること間違いナッシングでございます。特設ページ(サイト)で試読もできるようですので、是非、ご体験くださいませ。
ちなみに、こちらの「たぷの里」も漫画やサブカルチャーのコーナーに置いてあることがございますので、表紙を見かけましたら是非、大人が笑える、癒される大人絵本をご体験ください。
今回、最近刊行されたばかりの漫画家の絵本、2冊をご紹介いたしましたが、
大人向けの絵本が増える中、このシュール系ギャグ漫画家の癒し系大人絵本は、新たなジャンルを確立するのではないかと小生は予想&期待しております。
サブカルのコーナーや漫画のコーナーに、このジャンルの大人絵本が続々進出してくる日も近いのでは……。
シュール系漫画家さまの絵本、是非ご注目くださいませ。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)