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昭和時代の朝、「ママとあそぼう!ピンポンパン」(フジテレビ系)を見て育ったお父さんお母さんは多いはず。その中で活躍していた少年アイドルグループ『ビッグ・マンモス』をご存知だろうか。全く知らない人は多いと思うが、当時は幼児向け番組にもかかわらず小学生から女子高生、主婦にまで結構人気があったのだ。1982年の番組終了と共に解散したが今回44年ぶりにスポットが当たり、初の単独CD「ママとあそぼう!ピンポンパン ビッグ・マンモス SONG COLLECTION」をリリースすることになった。発売は2019年6月19日。
収録されるのは29曲。聴けば記憶が蘇り口ずさんでしまう名曲がいっぱいあり、よーく歌詞を理解すると「子供向けだったんだな」としみじみ思う(当たり前だけど子供の頃は気づかなかった)。
ただ、40年以上経った今でも歌えてしまう理由として、曲の創作者達がとてつもなく豪華だった事実がある。例えば、みんなが歌って踊ったピンポンパンの代表曲「パジャママンの歌」は作詞:阿久悠、作曲:森田公一。
「あの子の心はボクのもの」は作詞:荒井由実、編曲:松任谷正隆という結婚前のタッグ。
「ピンポンパン体操ミクロの探険隊」は山口百恵のヒットナンバーコンビ、作詞:阿木耀子、作曲:宇崎竜童。
「ドリームボーイ」はメリー・ジェーンで知られる、つのだひろが作詞・作曲を手がけている。
その他、すぎやまこういち、小林亜星、森雪之丞、服部克久、など、現在すっかり大御所となった音楽家たちが携わっている。
[収録曲]
01. パジャママンのうた
02. あたふたバンバン
ブックレットには人気メンバーだった“ノンノン”こと森井信好と、当時の番組ディレクターのインタビューが掲載されている。
またCDリリースを記念して、7月13日に東京・dues新宿でイベントが開催される。人気だったノンノン、パセリこと世利一弘、コーチャンこと岩田浩一と当時のメンバー3人が登場し、トークショーと握手会を行う。イベント参加券はdiskunionの対象店舗でのCD購入者に先着で配布されるとのこと。
今でもビッグ・マンモスのファンを公言し更新を続けるブロガー、Twitterでも昔を懐かしむファンの声が溢れる。
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懐かしさもありビッグ・マンモスについて少し調べてみた。
まず、ピンポンパンでの結成は1975年、15人ほどのメンバーで構成され入れ替わりもありながら7年間活動。記憶では、番組内でおねえさんやカータン、子どもたちと絡んで遊ぶみたいなスタジオ展開にはほぼ参加せず、歌のVTRでしか登場していなかったと思う。彼らが番組のメインにならないよう、あえてそうしたのかもしれない。
実は、今の今までジャニーズ事務所のジュニアだったんだろうな~と思っていたのだが、劇団ひまわり、劇団いろはを中心とした子役事務所の少年たちで結成されていたと知って驚いた。
メンバーは結成から解散までに合計41人いたとされ、多くは俳優を続けていたらしい。芹沢康久さんは「3年B組金八先生」で生徒役に出演、富樫寛さんはNHK大河ドラマ「春の波涛」に出演、などあるが、残念ながら大成したと呼べる方は出ていないみたい。
最後にどうでもいい個人的な思い出を。小学生の頃、アメフト風の七分袖のTシャツを着ている友達が結構多くいた時期があった。胸に大きく数字がプリントされていて私は確か66番だった。もちろん家で用意された服をただ着ているだけなのだが、みんなに共通点があった。おねえさんがいたのだ。CDジャケットを見ていただければわかるだろう、ビッグ・マンモスが好きだったに違いない。