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すしや焼肉が上位になったことについて、同機関は「今年の4月30日(平成最後の日)を特別な日と考える傾向が見られた」と推測している。
一方、4位以降には「ラーメン」「カレー」「いつも通りの食事」とこだわりの少ない料理がランクイン。「『平成最後の日』の夕飯を誰と食べたいですか」というアンケートで1位が「配偶者」となったことを踏まえ、同機関は「メニューにかかわらず、慣れ親しんだ相手と食べたい、という気持ちがあるようです」と分析している。
「ホットペッパーグルメ外食総研」の上席研究員・有木真理さんは、令和時代の外食トレンドについて「平成時代はバブル期の“イタ飯”にはじまり、ラーメン、激辛、讃岐うどん、ドーナツ、パンケーキ、レモンサワーなど、さまざまな食のブームがありました。5月からの令和時代のトレンドは更にバラエティーが増し、その変化のスピードは速まると予測します」とコメント。
続けて「中でも注目は、種類と楽しみ方が増えるチーズと、以前“バルブーム”を起こしたスペイン料理の再ブーム。また、期間限定で出現しては消える“ポップアップレストラン”と呼ばれる店舗や、固定の店舗を持たずにさまざまな場所で料理を提供する“ゴーストレストラン”も増えるでしょう。その場に行かなければ食べられない、まさに外食の醍醐味ともいえる業態に注目です」と語り、新時代のトレンド傾向を予測している。
平成最後の日に誰とどんなものを食べるか、じっくり考えてみるのも楽しそうです。