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ショーケンの愛称で親しまれた俳優で歌手の萩原健一さまが亡くなられました。
ショーケンさまといえば、“取り扱い要注意”的なポジションを確立されておりました。というのも…
1983年に大麻不法所持で逮捕。さらに翌年にも大麻で逮捕。飲酒運転で人身事故、業務上過失傷害で逮捕。さらに、再び交通事故を起こし、業務上過失傷害で現行犯逮捕。2005年にはプロデューサーを恐喝したとして逮捕。
まさに、武勇伝、武勇伝、武勇デンデンデンデデン!……でございます。
しかし、実力、人気は本物、ゴイスーでございました。もともとは、グループサウンズの「ザ・テンプターズ」のボーカリストとして、デビュー、「神様お願い!」などのヒット曲で一躍人気者に…。
しかし、そんなキャリアなどお構いなしに、俳優業に転身!新人刑事のマカロニを演じた大ヒット刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で超人気俳優に…。
水谷豊さまと共演した探偵ドラマ「傷だらけの天使」をはじめ、倉本聰さま脚本の「前略おふくろ様」など、数々の名作ドラマで活躍されております。
いま、夜観ている
— いなごのかずや (@QEzsCJbWwdRozgc) 2019年4月3日
東京ラブシネマが終わったら
明日から前略おふくろ様、
又は傷だらけの天使を観よう…#ショーケン#萩原健一pic.twitter.com/ydnTwXfKUL
なかでも、語り継がれる名作が、「傷だらけの天使」でございます。探偵ドラマのさきがけ的な作品であり、傑作でございます。死ぬ前に、もう一度、水谷豊さまとの共演を見てみたかったという方も、少なくないのでは…。
ダウンタウンのお二人も、「傷だらけの天使」の大ファンで、当時のファッションをまねしていたとか。松本さまは、テレビ番組の中で「いろんなジャンルのスターはいたが、このジャンルのこの時期の一番のスターだったのでは…」と萩原さまを絶賛されておりました。
そんな萩原さまのファン、ショーケンファンは、特にパパ世代に多いのでございます。そこで今回は、そんなパパ世代、大人男子に刺さること間違いナッシングなクールな探偵絵本をご紹介させて頂きます。
探偵ものの絵本といえば、最近ドラマにもなった大人気の「おしりたんてい」が有名でございますが…。こちらは、ギャグ系でお子様向けでございます。
今回ご紹介するのは、大人に大人気の探偵絵本でございます。絵も物語も大人が「かっこいい」と思える主人公(探偵)の絵本でございます。それがこちら。
「ブルドッグたんていときえたほし」(作・絵:谷口智則 出版社:文溪堂)
どんな物語かと申しますと、主人公は探偵業を営むブルドック。依頼内容は、「星を探して欲しい」とのこと。誰も願いを持たなくなったため、絶望した星は空から姿を消してどこかに行ってしまったんだとか。設定がシブすぎるのでございます。誰も願いを持たなくなった時代のお話でございます。果たして、星を見つけ出すことはできるのか…。
さらに絵もゴイスーにクールでございます。実は、作者の谷口さまはフランスやイタリアで最初に評価され、その後、日本で注目されるようになった逆輸入絵本作家でございます。そういった経歴も大人男子にはそそられるのでございます。
絵のタッチが外国っぽくてアートな感じなので大人女子をはじめ、大人からの人気がゴイスーに高い絵本作家さまでございます。
まさに、今風な大人絵本でございます。お話も内容もシブくて素敵な内容になっております。是非、ショーケンファンの方に限らず、お試し頂ければと存じます。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)