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板羽皆さんによる漫画『トラさん』を実写化した本作は、ある日突然死んでしまった高畑寿々男(北山さん)が、猫となって家族の元に戻り、妻の奈津子(多部さん)らと過ごす日々を描きます。この日は寿々男と奈津子の娘・実優を演じた平澤宏々路さん、そしてメガホンを取った筧昌也監督も出席しました。
平澤さんは、現場で北山さんが見せた印象的な行動を聞かれると「ほとんど一か月間、撮影を一緒にやっていたんですけど、毎朝、同じジュースを片手に『おはようございま~す』と入ってきていたんです」と回想。「なに飲んでるのかな?って」と、北山さんが携えていた飲みものに興味津々な様子です。
北山さんは照れ笑いを浮かべながら「あれは…タピオカミルクティーでした!」と告白。「ちょっと固まったタピオカミルクティーを飲むのが好き」とこだわりを明かし「ちょっと大人なミルクティーだね」とドヤ顔を見せます。
一方の多部さんは、自身から見た北山さんの印象を問われると「すごい人ですよ」とザックリ目に評価。これを聞いた北山さんが「どこがあ!?」と問いますと、多部さんは笑いながら「本当に今回、現場で一番盛り上げてくれたし、和やかな現場にしてくれて。だから、ピリピリすることも誰もなく。楽しい空気を作ることができるのは、やっぱり人柄なんだろうなあと思う瞬間はいっぱいありましたね」と、北山さんの座長ぶりを称賛します。
でも「やたらポジティブですよ」「(いじりに)めげない」とも。「けっこう本気でいろいろ言っても、『またまた~』ってなっちゃう(笑)。本当にすごい」という多部さんの言葉を受けた北山さんは「ポジティブっていうか、そういう冗談なのかなって思っちゃう」と返答し、多部さんは「ほ~らね!」とニッコリ。会場の笑い声を聞いた北山さんは「ダメ夫役なんでね。尻に敷かれるくらいがちょうどいいんですよ」とご満悦なのでした。
多部さんのゆるめな発言に、北山さんが鋭くツッコんだり柔らかく相槌を打ったり。劇中で夫婦役を好演し、心温まる家族のドラマを紡いだ二人は、舞台挨拶でも息がぴったりなのでした。