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もうすぐバレンタインデー、どんなチョコレートをプレゼントしようか検討中の方も多いのではないでしょうか…。今回はそんな方々に是非、「プラス絵本」をご提案させて頂きたいのでございます。大人に絵本?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんなことございません。大人が読んで楽しめるもの、癒されるものたくさんございます。昨今の大人絵本ブームで、大人が楽しめる絵本も急増中でございます。
短い時間で読めて(小説を一冊読むのは数時間かかりますが、絵本は10分もかかりません)、癒されたり、感動したりできるのでございます。“働き女子”の間では、寝る前に絵本を読んで1日の疲れやストレスを癒して就寝というのが流行り始めているとかいないとか…。
そう、絵本を一緒に贈ることで、思わずハッとするような「感動」や「癒し」も贈ることができるのでございます。部屋に置いておく、インテリアにも絵本は、オススメでございます。贈られた方に喜ばれること、間違いナッシングでございます。
MOE2月号にも、「贈る、絵本とチョコレート」という特集記事がございました。恋する相手だけでなく、お世話になっているあの人へ、日ごろの感謝を伝えてみてはいかがでございましょう。
そこで絵本トレンドライターとして、おすすめの1冊をご紹介させて頂きます。それがこちら。
「あめだま」(作:ペク・ヒナ 訳:長谷川 義史 出版社:ブロンズ新社)
韓国で人気ナンバーワンの絵本作家、パク様の最新作でございます。今、「K文学」と言ってドラマ、音楽に続き、韓国の文学が注目を集め始めております。ちなみに、韓国の絵本は今世界で高い評価も得ております。
ちなみに、こちらの絵本、先日発表になりました「第11回MOE絵本屋さん大賞2018」でも堂々の6位入賞を果たしております。どんな絵本か一言で言うと…。読むと、秀逸な短編映画を1本観終わったような、そんな気分になれる大人絵本でございます。
彼女の作品の特長は、カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学んだ彼女ならではの、その手法でございます。彼女の作品の絵は、画材等で描かれておりません。スカルピー粘土という素材で人形を作成、さらに緻密なセットも制作、それを撮影しております。ある意味、写真絵本でございます。それを全部、一人でこなしておられるとか。
そこから伝わってくる独特のファンタジーの世界観がたまりまセブンなのでございます。ライティングから小道具までのこだわりもゴイスーでございます。それだけでも一見の価値ありでございます。
メイキングムービーもこちらでご覧いただけます。
もちろん、ストーリーも申し分ございません。大人に刺さること間違いナッシングでございます。男の子が飴玉を舐めると、様々なものの心の声が聞えてくるというお話。物語が展開していく中で、少年の心が変化成長してまいります。
心がほっかり温まる、癒されること間違いナッシングな一冊でございます。
「最近は、こんな絵本があるんだ。すごくいい話だね。ビジュアルもオシャレで」「ほんとうにいいモノをありがとう。こんなバレンタインのプレゼントは初めてだよ。ホントありがとう。」と感謝されること、間違いナッシングでございます。今年のバレンタインデー、是非、「プラス絵本」をお試しくださいませ。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)