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主催者であるクールイシカワエンタテインメントの代表、西良弘さんにお話を伺った。
――――― 去年5周年を終えて、反響は?
西 「僕が言うのもおかしいですけど、ロコドルばかりのフェスに3日で4,000人集まったのはちょっと驚きでした。アイドルさんは皆ノーギャラなんですけど、グッズなどの物販の売れ行きが好調だったそうで結構喜んでいただけました。知名度も上がってファンも増えたという声も聞けました」
――――― HIFの認知度も高いのでは?
西 「さすがに5年続くとロコドル界隈では広く知っていただけたようで、今年のブッキングは困りませんでした(笑)。今年も50組以上のアイドルを予定しています」
今年もメイン会場とサブ会場の2ステージを用意。アイドルのライブ持ち時間は約20分なので、メインとサブで2回観られる工夫をしている(※どちらか1回のみのアイドルもいる)。
ライブが終わると物販スペースでグッズ販売、握手会、記念撮影などが行われるのが普通だ。
また、夜は高架下にあるライブハウス「小松マッツ」で数組が登場するライブを行う(こちらは有料)。
――――― とはいえ、今年になって一気にアイドルが激減したそうですね
西 「去年の今頃は全国に750程のロコドルがあったと思いますが、売れなかったりグループの出口が見えなくて消滅するなど、かなり減って、今は450くらいだそうです。メジャーでも解散や脱退メンバーが多いし、一時期のアイドルブームが落ち着いて過渡期を迎えたのかもしれません。アイドルも生き残り戦争が激しいです」
――――― じゃあ、ますますHIFに出るアイドルは頑張らなきゃ
西 「そうですよ~(笑)。僕の事務所のぷにたんなど全国のライブ会場へ足を運びますが、アイドルの数は減っていますけどお客さんの数はそんなに変わっていないと感じるんです。つまり、アイドルファンの需要ってまだまだあるんですよね。HIFはいわば対バンなので、他のファンを奪ってやるくらいの意気込みで素敵なパフォーマンスを披露してほしいです」
HIFは、“北陸にアイドル文化を根付かせたい”という野望を持ってスタートしたフェス。会場を提供してくれる小松駅や周辺の関係者も、賑やかなイベント開催に協力的で喜んでくれるそうだ。
次に目指すは10周年。ローカルな話題かもしれないが、アイドル界にとってはかなり魂のこもった貴重なイベントであることを分かって欲しい。
いろんなロコドル、知らないロコドルを見に来てみないか?石川県・小松駅は、金沢駅から電車で30分。小松空港からバスで12分で到着する。