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閉ざされた全寮制の女子校を舞台に、卒業を目前にした少女たちのリアルなあれこれを繊細に描いた青春映画。女子高といえば、まさに女の花園なんですが、その実態をリアルに描写!!
全寮制女子校の女の子グループの中でも、優等生タイプの主人公。でも実は、車の運転を教えてくれる奥さんアリな大人の男と絶賛不倫中。
そんな中、幼少の頃の幼馴染みが転校して来るんです。その幼馴染みが、なかなかの不良ちゃん。閉鎖的かつ、まだトッポイ主人公たちのグループの中で、一際、刺激的に見える訳です。しかも、やたら主人公に対抗意識を持ってたり、先生たちまで煙に巻く頭の良さも併せ持ってるんです。
本作で描かれるのは、学生時代の悪ノリと繊細さ。遊びで男性教師を誘惑してみたり、母親との確執、ダイエットから死への興味まで。それらが、美しくシャレオツなビジュアルで語られていきます。
日本人が着るとダサくなるガーリー・ファッションを着こなすシャレオツ感がたまりません。
卒業間近というと、誰しもがオセンチになる時期ですよね。本作の主人公も、大人とも子供とも言えない少女たち。あと一年で卒業というタイミングや夏の終わりの季節を舞台にしてる辺りも効果的な設定です。
本作の見どころと言えば、何と言っても、今や若手実力派女優へと進化したルーニー・マーラと ブリー・ラーソン。なんと、彼女たちのまだデビュー間もない頃の共演作品が本作なんです!! まさか、今さら日本上映されるなんて!! なんてレアな上映!!
ルーニー・マーラが最初に注目された作品と言えば、Facebook誕生秘話を描いた『ソーシャル・ネットワーク』(2010)。Facebook製作のキッカケを作る女子大生役。超チョイ役ながら、同作のデヴィッド・フィンチャー監督の目に止まり、次作『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)では、主役に昇格。全身タトゥー&ピアスまみれで、ガリガリに痩せた天才ハッカー役を熱演。
その後、アカデミー賞6部門にノミネートされた『キャロル』(2015)では、カンヌ国際映画祭の女優賞まで受賞。今や名だたる名監督たちの作品に出演しまくるハリウッドの売れっ子へ成長。
本作の中でも、整った顔立ちとあどけない表情が、ひとき美しいマーラ。
マーラ以外にも、ビックネームが。それが、ブリー・ラーソン。『ルーム』(2015)で息子と狭い部屋の中で生活せざる得ないママ役を熱演。アカデミー賞など、各映画祭の主演女優賞を総ナメ。その後も大作『キングコング 髑髏島の巨神』(2017)ではヒロインを演じ、2019年に公開予定の「アベンジャーズ」シリーズの新作『キャプテン・マーベル』では主演!! 人気女優の道をひた走っています。
やはり、彼女も本作出演時は、まだ駆け出し中の若手。
2015年の第88回アカデミー賞の席。マーラ出演の『キャロル』とブリー出演の『ルーム』は、共にノミネート。賞レースを競い合った仲。まだ若手時代とは言え、今やビックになり過ぎて、なかなか共演の難しい若手実力派女優の夢の共演映画なので、劇場で楽しめるまたとないチャンスです!!
上映スケジュールは、8/12(日)16:50~、8/13(月)09:45~、8/17(金)16:50~、8/21(火)18:40~、8/22(水)14:10~となっています。
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