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「京都 和のなぞなぞ絵本」(文:石津ちひろ 絵:もりゆか 出版社:白泉社)
内容は、おさるのまさるくんが、仲良しの友達と京都の街をめぐりながら、たくさんのなぞなぞに挑戦するという絵本でございます。観光気分でページをめくっているうちに、なぞなぞだけでなく、京都のさまざまな名所や和の風物に詳しくなれる絵本なのでございます。
これだけではございません!!
こちらの絵本のなぞなぞは、ただの“なぞなぞ”ではございません。作者の石津様は、言葉遊び絵本のレジェンド!石津様が手掛けるなぞなぞ絵本は、なんと絵の中に答えがあるのでございます。出題されたそのページ、画面の中に答えが隠されているのでございます。
テレビのクイズ番組でも、まだ使われていない斬新な出題形式でございます。頭を柔らかくすると同時に、絵の中から答えを探すという「ウォーリーをさがせ!」的な楽しみ方もできる絵本でございます。
この出題形式のなぞなぞ絵本としては、「なぞなぞのみせ」も人気でございます。こちらは、ある商店街にあるお店、文房具屋さん、ケーキ屋さん、本屋さんなどが舞台。そのお店の中からなぞなぞを出題。その答えがそのお店の中にあるという“なぞなぞ絵本”でございます。
「なぞなぞのみせ」(作:石津ちひろ 絵:なかざわくみこ 出版社:偕成社)
話は戻りまして、「京都 和のなぞなぞ絵本」の絵は、もりゆか様が担当。もりゆか様は、絵本雑誌「月刊MOE」の第1回、第2回MOE創作絵本グランプリ連続入賞をきっかけに、今回この絵本で絵本作家デビューされた美人新人絵本作家様でございます。ちなみに、インタビュー記事が月刊MOE8月号に掲載されております。気になる方は是非…。
(文:N田N昌)