- 週間ランキング
2月3日は節分。節分といえば、最近よく話題になるのが恵方巻き。
この恵方巻きの“長~い版”を子どもたちといっしょにつくろう! というイベントが行われた。
しかしこれは、ただ長い恵方巻きを子どもたちとつくるだけの話じゃない。
作るのは素材に江戸前の“本物”を使用した、オーセンティックでゴージャスな恵方巻きなのだ。
主催したのは、1849年(嘉永2年)に東京・日本橋室町に創業したあの老舗、山本海苔店。
集まった子どもたちの前には、山本海苔店の幹部陣がズラリ。同店取締役 山本德治郎社長をはじめ、跡継ぎになる山本貴大専務取締役、さらに“山本海苔店の吉田麻也”と呼ばれる若手社員までがお揃いのはっぴで勢ぞろい。
そして山本海苔店が集めた素材がまたスゴい。山本海苔店が集めたのは、神茂(1688年創業)のかまぼこ、にんべん(1699年創業)の鰹節、鮒佐(1862年創業)の佃煮、弁松総本店(1850年創業)の卵焼きの4素材。
これだけでもオトナは、「た、食べたい!」と思うのに、この具材をやさしく巻きつけるのが、山本海苔店の海苔。
山本専務による、海苔の歴史・技術のレクチャーのあと、「ではさっそく恵方巻きづくりを始めましょう!」。
海苔を一列に並べ、ご飯、鰹節、きゅうり、卵焼き、でんぶを並べていく。長さ6メートルの恵方巻きづくりで、作業は残すところあとひとつ。
みんなの気持ちをひとつにあわせて、「いち、に、さーん!」で巻きつける!
巻きが終わったら、みんなで拍手。子どもたちもホッとしたようすで、ニコニコ。
巻きすをはずしたら、こんどは包丁で食べたい長さにカット。山本海苔店の山本貴大専務も子どもたちの後ろに立って、包丁を手伝う。「あー、早く食べたい!」という思いをぐっとガマンして、切る、切る。
そして、待望の「いただきまーっす!」。
ことし2018年は丙(ひのえ)。恵方は南南東。南南東を向いて、ガブッ!
山本海苔店は、日本橋の老舗から集めた食材を、金箔焼海苔で巻くというサプライズも披露。「1枚数千円はする」という金箔焼海苔で仕上げた恵方巻きは、キラキラでピカピカ、ゴージャス。
子どもたちは自分たちが巻いた恵方巻きに夢中。このゴージャスな金箔焼海苔恵方巻きは、大人たちが「一度は試してみたい」と興味津々。
結局、大人も子どもも大興奮の、山本海苔店の恵方巻きづくりの時間。
神茂のかまぼこ、にんべんの鰹節、鮒佐の佃煮、弁松総本店の卵焼きを、山本海苔店の海苔で巻いた6メートルにおよぶ恵方巻きは、あっという間に親子の胃袋に消えた。