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こちらの絵本、皆さんお馴染みの「桃太郎」のお話なのですが、桃太郎の顔が描かれず、桃太郎目線で物語は進んでいく絵本でございます。桃太郎の独白劇と言っても過言ではございません。
のぶみ先生のお話、とても興味深いお話でした。ところが、小生には、くりぃむしちゅー有田さまのリアクションがイマイチだったように見えてしましたのでございます。(たぶん、小生だけだと思います。)そこで、まことに勝手ながら、有田さまにさらにオススメの桃太郎絵本をご紹介させて頂きます。
番組で紹介された「桃太郎が語る桃太郎」は昨年5月に出版された絵本なのでございますが、去年は桃太郎絵本ブームの年だったのでございます。桃太郎をモチーフにした大人向けの絵本が続々出版されたのでございます。どれも、クリエイティブな仕事をされている方にはとても刺激的な絵本でございます。有田様の琴線に触れること間違いナッシングでございます。
まずは、こちら。
去年9月に出版された「空からのぞいた桃太郎」でございます。こちら、絵本のテキストは従来の桃太郎の通りでございます。ただ!絵がゴイスーなのでございます。すべてのページに渡り、空から見た俯瞰の画で描かれております。テレ東の人気空撮番組「空から日本を見てみよう」の桃太郎版でございます。
空からみるだけで、桃太郎の話がこんなに違って感じられるのか…と感嘆すること間違いナッシングでございます。まさに、絵にかいた百聞は一見に如かずでございます。ちなみに、作者の影山徹様は、俯瞰マニアの神的存在。俯瞰図を描かせたら右に出る者はいないという日本を代表するイラストレーターでございます。
そして、お次は去年11月に出版になったこちら。
「とんすけくんはももたろう」でございます。作者は、GAG漫画界の超鬼才・長尾謙一郎様でございます。「おしゃれ手帖」、「ギャラクシー銀座」、「クリームソーダシティ」が有名でございます。かなりシュールで玄人ウケするGAG漫画でございます。たぶん有田さまもご存知かと…。
俳優の山田孝之様など芸能界に熱烈なファンが多いことでも有名でございます。内容は、出版元の小学館の紹介文を引用させて頂きます。
全く新しい『ももたろう』がここにある!ページをめくるごとに繰り広げられる奇想天外な展開に、子どもたちのハートはドッキドキのバックバク!爆笑に継ぐ爆笑。おやすみ前に読み聞かせをすれば、笑い疲れて、すやすやと楽しい夢に誘われること必至!有史以来、最も注目すべき創作絵本が誕生しました。
…とのこと。
ちなみに、「桃太郎」絵本の元祖はこちら。2007年に出版された巨匠、五味太郎様の「だれでも知っているあの有名な ももたろう」でございます。
こちらは、タイトルのとおり「誰でも知っている桃太郎」と「誰も知らない桃太郎」が描かれております。「なるほど、こうきたか」と大人が舌鼓を打つ大人絵本でございます。
去年、一挙3作も出版になった「桃太郎」絵本。どれも大人が満足できる大人絵本でございます。気になる絵本がございましたら、是非一度、有田さまに読んで頂きたいのでございます。有田さま好みの絵本であること間違いナッシングでございます。
(文:N田N昌)