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肩こりや気疲れと同じく、日ごろ感じる「困ったな」のひとつに、疲れ目がある。
この疲れ目、世の中の20~40代は、実際にどう感じているか? 「サンテメディカルシリーズ」などを展開する参天製薬は、20~40代 男女500名を対象に、疲れ目に関する調査を実施。
まず、「目の疲れが、日常生活に影響をおよぼすことはある?」の問には73%が「ある」と回答。「家事や仕事への集中力ややる気が無くなる」(36歳・女性)、「クルマの運転に支障が出る」(47歳・男性)、「目が疲れると、同時に頭痛がしてくるときがある」(38歳・男性)など、気分や体調にも影響がおよんでいる。
また、自身が思う「疲れ目」の原因について聞くと、「パソコンの長時間利用」(62%)、「スマートフォンの長時間利用」(54%)が上位に。「エアコンや空気の乾燥などによるダメージ」と回答した人も39%と約4割を占めた。
さらに、「目の疲れを感じたときに、どのような対策をする?」という問には、「目薬をさす」が最も多く56%、「目をマッサージする」(38%)、「目の体操をする」(35%)と続いた。
いっぽうで、「疲れ目の原因にあった目薬を正しく選べているか?」と聞くと、「自信がある」と答えた人はわずか21%。約8割が、目薬選びに自信を持てないことがわかった。
そこで、疲れ目の原因と対策だ。すみ眼科クリニック藤井澄院長は、疲れ目の原因について、「目の酷使」と「目の乾燥」をあげていた。
「目の酷使は、パソコンやスマートフォン等を長時間利用するなど、目のピント調節機能を使い過ぎることで、疲れ目の大きな原因に。また、目が乾いてしまうと、角膜が傷つきやすくなり、物が見えにくくなって疲れにつながる」(藤井院長)
「目の乾きがひどいドライアイは、増えている。原因は、例えばコンタクトや加齢、さらにはエアコンなど。冬季はただでさえ空気が乾燥する。朝、冷たい風が吹いたときに涙がボロボロ出てしまうのは、目が乾いている証拠」(藤井院長)
藤井院長は、目薬の選び方について、こうアドバイスする。
「目薬は、どのようなものでも良いというわけではない。原因はさまざま。自分の原因・症状にあった目薬を選ぶことが重要。目薬によって効果・効能が異なるため、パッケージを確認したり、店頭で薬剤師さんに相談したりして、適した成分が入ったものを選ぶように」(藤井院長)
「また、目の酷使を自覚している場合は、パソコンやスマートフォンを使うときには、目を休ませる。目の乾燥を自覚している場合は、部屋に加湿器をつけたり、コンタクトの装用時間を短くしたり、目薬を活用しながら日常の生活を見直すように」(藤井院長)
乾燥するこの時期、目を休ませながら、適した目薬をチョイスしながら、疲れ目からの解放に、トライしてみて。