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第46回小学館児童出版文化賞受賞作でございます。ダジャレが連発される絵本でございます。子どもはダジャレが大好きなのでダジャレ連発絵本はたくさんございます。ところが、この絵本は、最初に「おじさんは、何があっても笑いません」と主人公の謎のおじさんを紹介、そのうえで、ダジャレが連発されていくのでございます。例えば、木になるキリンが気になるキリンがいても、おじさんは笑わないのでございます。おじさんは常に無表情なのでございます。そこに続々とダジャレが浴びせられていくのでございます。
かなりシュールございます。ダジャレの難度も高め、大人が安心して楽しめる絵本でございます。構成も絶妙でございます。大人が「うまい」と舌打ちできるオチになっております。
絵もゴイスーでございます。なんと、人気絵本作家の荒井良二様が担当されております。去年、「きょうはそらにまるいつき」で、日本絵本賞大賞を受賞された荒井様でございます。脱線しますが、こちらの絵本も大人にオススメの絵本でございます。
内田麟太郎様の高度なダジャレと荒井良二様の絵の絶妙のコラボがたまらない作品でございます。
是非、「絶対に笑ってはいけない」ファン、お笑い好きの方に一度体験して頂きたいのでございます。
(文:N田N昌)