2017年大晦日の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで“絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時”」は、視聴率17.3%を獲得し、民放ではトップの数字を獲得した。その中で、毎度おなじみ「田中~、タイキック~」で強烈な右足キックに悶絶する姿で爆笑した人も多いはず。


そこでふと思ったのだが、このタイキックを繰り出す人物はいったい誰なんだろう? 鍛えられた身体からして絶対にプロのムエタイ選手だろうと想像するが・・・ってなわけで、気になったので調べてみた。


ムエタイ200戦以上の猛者



名前は、ハーカム・ナロンパットさん。年齢はおそらく50歳前後。元ムエタイ選手で、リングネームはトースナー・ノンタチャタイ。タイ国統一Jrムエタイチャンピオンにも輝いた一流選手。


晩年に日本でも戦っていて2010~2012年の間に9戦し、負けか引き分けばかりだったようだ。ただ、トレーナー歴が長く約30年になる。横浜でムエタイジムを開設している会長さんなのである。




未確認だが、時々イベントに招かれて、ムエタイのエキシビジョンマッチや型の披露などをして、おまけに、一般の方にタイキックを尻に一発お見舞いする体験コーナーが好評なんだとか。受けてみたいという人も多いがあまりの痛さに悶絶するケースが多いらしい。アントニオ猪木さんの闘魂注入ビンタみたいな人気になるかもしれない(笑)。


クレーム? 物議も?



実は、タイ人の方々から「国技であるムエタイをテレビ企画の罰ゲームに使うとはいかがなものか?」という声も出ているとか。事が大きくなり、タイから番組に苦情があれば無くなる可能性も考えられる。そうなると、視聴者はつまらないかもしれないが、あの5人にしてみれば嬉しいことなのかも。


友人のプロボクサーの後輩にタイから来た本場のムエタイ選手がいて、「軽く尻を蹴ってみてくれ」とお願いして一発もらったことがある。ケツを蹴られたのに胃袋と首にドスーンと重い衝撃が来て、倒れたまま動けなくなった。見た目以上に威力はとんでもない。タイ人は加減を知らない(笑)。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 ガキの使い”笑ってはいけない”のタイキッカーは200戦以上の戦歴を誇る選手だった!