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さらに、お店の奥にあるギャラリーで常に絵本作家の原画展を開催。イベントも、親子向けのものから大人向けのものまで、信じられないペースで開催されております。興味のある方は、お店のフェイスブック、ツイッターでご確認を。
こちらのお店、ゴイスーなのは品ぞろえ、イベントだけではございません。ゆっくりくつろげる個室、小さい子どもが遊べるスペースやおむつ替え・授乳室も完備。さらに、なんと!!でございます。
平日の営業時間が、午前11時から午後11時まで!!昼はカフェ、夜にはバーも楽しめるのでございます。深夜11時まで、絵本が買えちゃうのでございます。コーヒーやお酒も飲めちゃうのでございます。
まさに、大人がひとりで出かけられる、恋人同士で出かけられる、女子会も楽しめる絵本専門店なのでございます。そんなブックハウスカフェの店長、茅野(ちの)様にお話しを伺ってまいりました。
オススメ絵本はもう少々お待ち下さい。前置きが長くなっております…。
Q:大人が大人に絵本をプレゼントするケースは増えてきていると感じますか?
A:当店でいうと、とても増えているように感じます。ご一緒にご来店され(友人同士・恋人同士と思われる二人)、ご一緒に選び、レジカウンターの目の前で「はい、プレゼント」「えー!嬉しい」みたいなホットなやり取りが繰り広げられています(笑)。それから、明らかに大人向けの本をお包みすることも多いので、増えているような実感がとてもあります。
Q:絵本を大人にプレゼントすることについて、どう思われますか?
A:私個人の意見ですが、とっても好ましい傾向だと思います。受け取る側、送る側どちらもとてもメリットがあると思います。文芸書を贈るのって難しいですよね。贈られたほうが、「え、これってどういう意味」と勘繰ったりします。でも絵本だと「きれいだねー」「いい話だねー」で比較的済みます。
Q:自分のために絵本を買う大人は増えてきていると感じますか?
A:正確に統計をとったわけではないので分からないのですが、当店では割とよくあることだと思います。装丁が見事なものなどを「一目ぼれしちゃった~」と言いつつ購入される方もいらっしゃいました。
最後に、茅野さんに「クリスマスに大人が大人に贈る絵本」のオススメを3冊、教えて頂きました。(紹介文は茅野店長のオススメコメントでございます)
『クリスマスってなあに?』(文・絵:ジョーン・G・ロビンソン 訳:こみや ゆう)
クリスマスについてが描かれている絵本でとびきりオススメです!とても詳しい内容なので、大人でもひょっとして知らないことも書かれているかも。クリスマスの絵本でプレゼントと聞いて一番最初に思い浮かびます。描かれたのは70年以上も前なのに、全然古びていなくて、オシャレな絵がワクワクします。大人の部屋のインテリアとしても可愛らしい1冊です。
『チャイコフスキーのくるみ割り人形』(文:ケイティ・フリント 絵:ジェシカ・コートニー・ティックル 訳:中井川 玲子)
クリスマスといえばくるみわり。装丁が美しい他、ページに合わせてチャイコフスキーの音楽を聴きながら楽しむことができて大人がゆっくりと自分の時間を過ごすのにもってこいの1冊。手にした時のドキドキ、表紙をめくるときのワクワクというのが絵本の醍醐味で、この1冊はまさにそれが味わえます。
『34丁目の奇跡』(作:ヴァレンタイン・デイヴィス 訳:片岡 しのぶ)
映画にもなっている名作。心の底から幸せになれる1冊です。この世の不条理とかが一切なく、良く言えば大団円。精神が浄化されること間違いない。
「こんな風に都合よく物事のつじつまがあうなんて、この社会ではあり得ない、子ども向けのフェアリーテイルだ」なんて思わずに、年に一度くらいは大人もこういう物語に純粋にひたってみるのもいいものですよ!牧野千穂さんの挿絵も秀逸です!
以上、ブックハウスカフェ店長、茅野様のオススメでございました。今年のクリスマスは大人に絵本をプレゼント!!いかがでしょうか…。
(文:N田N昌)