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わが人生、死ぬまでリスケと後回し……。このダメさ加減いっぱいの中年記者は、かれこれ10年ほどGoogle依存症。
これまでゴリゴリ記していた手帳や連絡先、思いついたこと気づいたことを記すメモなどは、GoogleカレンダーやGoogle連絡先、Google Keepにチェンジした。
来年の手帳が売れるこの時期、ダメ中年が衝撃を受けたことがある。紙の手帳やメモ帳と縁遠くなった男が、ふせんや強粘着モバイルメモを使った“ガチ利用シーン”を目の当たりにした。
ポスト・イット(Post-it)やスコッチ(Scotch)などを手がける3Mが教えてくれたその衝撃的な活用例を、ビジネスと就活学生、2つのシーンで見ていこう。
仕事で使う手帳には、予定管理や目標設定、週間単位のToDoなどが多い。
今回、「なるほどね!」と唸ったのは、全面強粘着の使用例。「進行中のタスクや、直近のマスト予定などは、ページのなかに貼らず、手帳の表面に貼る。全面強粘着タイプなら、ラフに扱ってもはがれにくい」という。
そして「リスケされそうな感じの予定」は、ふせんで貼っておくと。ふせんであれば、急なリスケでもベリッ、ペタッとスケジュールを移動できる。
学生が就職活動で通る道のひとつが、自己分析。
自分は何者か? ナニがしたいか? なにが不足しているか? どう得たいか? といった問いかけに答えるようにふせんに記していき、「目標」「不足」といった4つの領域にペタペタッと。
また、面接に向けて自己アピールを整理するさいも、強粘着タイプのふせんが役立つと。
「たとえば自分の強み、きょうの企業との共通点、とスコッチ@!テープで区分けして、ふせんに書き出して貼り付けていき、両者の共有点を順番に並び替えていくと、面接時のコミュニケーションもズレが減っていく」
なるほど。って思っても、もうウン十年も前に就活という山のガケから転落し、いまはGoogleに依存する身……いや、だからこそ、新鮮に見えた。
Googleカレンダーの予定を、毎日のように後ろへ後ろへとズラす日々の中年記者から見た、紙の手帳の世界は、カラフルで鮮やかで、ポップでハッピーに見えた。