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「口」などの文字で、右上の角の部分をきちっと角ばって書くのが本来のあり方。ただし、あまり角々した文字って堅っ苦しくて、なんだかとっつきづらい感じがしません?
実際、ここの転折という部分が角ばる人(転折角型)は、まじめで几帳面である半面、柔軟性に乏しく融通がきかないといった面があります。
かたや、この転折が丸まる人(転折丸型)は、型にはまるのが苦手で人当たりが柔らかく、ざっくばらんな印象があります。これは暑中見舞いを送る側の人の性格ですが、送られた方も肩に力が入っていない“転折丸文字”は、どこか人なつっこい感じがして、そのあけっぴろげな雰囲気に好感を抱きます。角文字と丸文字、どちらかの人と会ってみたいか街頭インタビューでもしたら、おそらく丸文字の方が圧倒的に多いでしょう(笑)
単純に、文字のなかの等間隔度がズレているより、きれいな等間隔のほうが、文字として美しく見えるでしょ?性格的には、非等間隔型が思いつきで動く気分屋タイプ、等間隔型は計画性が高く理性的なタイプですが、ここで性格の問題は度外視。
等間隔度が高くキレイ(に見える)文字を書く人のほうが会ってみたいと思うのがふつうの感覚です。等間隔度だけで人の良し悪しは測れませんが、理性的で協調性のある等間隔型の人のほうが、落ち着いた付き合いがしやすいハズ。ふだん非等間隔が強い人でも、キレイに見える等間隔文字を書くだけで、相手に好感を持ってもらうことができるし、実際の性格はともかく(笑)、人としての評価も上がります。
暑中見舞いを書くときは、ぜひこの転折丸と等間隔の文字を取り入れて、相手に「なんか会ってみたい」「ちょっと連絡を取ってみようか」と思わせてくださいね。
芳田マサヒロ
筆跡診断士として、多くのメディアで活躍中。『なりたい自分になる!筆跡の魔法』(飛鳥新社)絶賛発売中
TOKYO FM ミュージックバード『パワーアップモーニング』「レッツダンス」にてレギュラー出演決定
7月22日(土)28日(金)12:00~17:30 まるごとにっぽん「ものづくり体験2017」出店
8月1日(火)11:00~18:00 筆跡診断&美容ケアコラボイベント出演