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そこで今回、靴磨きの会に参加された方の声と共に、どんな会なのかご紹介します。
「お洒落は足元から」なんてセリフを聞いたことがあると思うのですが、その通り、カッコいい靴を履いている人って、センスや品の良さを感じますよね。しかし、お洒落な靴って、結構高価な値段…。
日本にはあまり浸透していないようですが、フランスをはじめとするお洒落な街では、時計や鞄と同じく、靴も「一生もの」という風潮があります。そんな靴は、人間の体重を支え、雨の日には水に濡れ…など、酷使される存在のため、長く使うためにはお手入れが必要不可欠となってくるのです。そこでまず、どんなお手入れが必要なのか都内の靴屋で働くTさんに聞いてみたところ…
1.紐を取り中のほこりをきちんと払う
2.布で中を拭き、表面の埃をとり、馬の毛などでブラッシングをする
3.汚れ落としを含ませた布で表目をふき取る
4.指を使いながら体温と摩擦で靴の表現に乳化性のクリームを馴染ませ保湿。シワの部分は筋に沿って念入りに。
5.豚毛ブラシで磨き、布でふき取る
6.ワックスは指に布を絡ませ丁寧に
と、かなりの工程があるのですが、これも一つ一つの作業において職人技を知っているか知っていないかで、大きく靴の輝きが変わってくるそうなんです。磨き上げれば、鏡のように覗き込んだ自分が映るんですって!また、靴が綺麗になって嬉しいという感想は勿論なのですが、「靴を大事にしたい」…「物を大切にする」という思いが芽生えてくるそうです。
靴の磨き上げの他にも、雨の日に濡れたままにしてしまうと皮の型崩れから不格好になってしまうことがありますが、そういった困ったときの対処法なども教えくれるそうです。
お手入れをしっかり行えば、しわも個々の味を出してくれる要素に変わると言いますので、一度プロのお手前を拝見してみるのもいいかもしれませんね。