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妻に愛想をつかす『夫からの三行半離婚』。この夫からの三行半離婚は浮気の他にも色々理由があるのと言います。そこで、どんな理由で『夫からの三行半』を下されるのか? 都内でカウンセラーとして働いている臨床心理士のSさんに聞いてみました。
離婚を切り出す男性は、妻から見ると“やさしい人”が多く、どこが嫌だったの?と理由がわからないパターンが多いんです。
最近は『イクメン』と、子育てや家事に積極的に参加する男性が良い夫という世間の風潮も追い風になり、仕事から疲れて帰ってきても子育だてで疲れてるから…を武器にあれやこれやと用事を頼む妻が増えています。平日疲れてやっとのお休みにも「休みぐらい〇〇してよ~」などと言う妻に対応するなど、一昔前の夫と違い、妻に協力的な傾向です。
しかし、言葉には出さないけれど心のなかで不満を溜めこんでいる。それがある日、突然、爆発し表面化し『三行半』に繋がるわけです。ちょうど、長年連れ添った妻が、夫の退職を機に離婚を突きつける『熟年離婚』にも近い感じです。黙って家事と育児をこなし突けた妻ですが、ついに積り積もった不満が爆発し「自由にさせてもらいたい!」と別れを切り出す…夫にしてみれば、寝耳に水です。
つまり、従来とはちがい、夫(男性)が妻(女性)化してる傾向にあるのかも知れません。他にも、常に妻に自分の行動を報告しないといけないとか、妻の話を聞かなくてはいけないなど「~しないといけない」というのも要注意です。気付いた時には全てを投げ出したくなる…なんて方が多いのも事実なのでお気を付けください。
さらに、自分はお昼も毎日食べたいものも我慢しているのに、女子会だかママ友だか知らないが豪華なランチを食べてる妻にしらけるとか、美味しいケーキやお寿司の出前を妻は自分と子供たちの分しか用意しないなど、夫の存在感を無視しているような行動にも三行半の引き金を引かせるようです。
男性からの離婚原因は「性格が合わない」「精神的に虐待する」「家族親族と折り合いが悪い」「異性関係」、「性的不調和」、「浪費する」(平成27年度司法統計より)など、女性の離婚原因とあまりかわらないのです。悩みが同じなら、一度取り返しがつかなくなる前に話し合うまたは専門機関に相談するなど色々と方法はありますので、一度今の現状を見つめることが大切かもしれませんね。