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ぼちぼちBBQやキャンプを楽しむのにはいい季節。新年度で新しい顔が増えたクラス、サークル、会社など陽キャの方々が親睦を深めるいいイベントです。が、調子に乗ってアウトドアが得意なフレンズを気取り無知に挑んで、大惨事なんてことはままあります。
そこで今回はBBQやキャンプに潜む陥りがちな危険を紹介します。
BBQやキャンプで忘れ物は想定内。例えば肉や野菜を焼くときに使う鉄串。これを手近な木の枝で代用しようとするのは非常に危険です。中でも命にかかわるのが『キョウチクトウ』。
花が綺麗で全国どこにでも生えている木で枝も花も葉っぱも毒性が強いです。過去の例では、枝を串替わりにして肉を焼き食べて死亡してしまった例も。また、枝などを火にくべるのも危なく煙も毒性があります。
川釣りを楽しみ、釣果の鮎を塩焼きにして舌鼓…なんてことはよくある話。しかしここでも油断はできません。鮎は腸に横川吸虫という寄生虫がいる場合があり、知らずにこれを人間が食べると腸炎を引き起こすケースも。鮎を食べる場合は内臓をしっかり取り除きよく焼いてから食べましょう。生は、食べないでください。
BBQといえば河川敷。河川敷に住んでいるのは、お家を持たないライフスタイルの方かカミツキガメかってぐらい、カミツキガメが見つかるニュースをよく見かけます。このカメは意外と素早く攻撃的。ちょっかいを出し、指を噛まれようものなら引きちぎられます。ワニガメはもっと狂暴。
BBQやキャンプで、ニラが食べたくなることはよくあることです。そんなとき周りを見渡すと、ニラそっくりの葉が。それはたぶん『スイセン』。非常に似ていて毒性があり、間違って食べると中毒を引き起こし嘔吐します。見分け方は葉をちぎって揉むとスイセンは無臭、ニラはあの独特の香り。とはいえ自生している植物を食べるのはリスクが高いです。
トイレが無い所でBBQを楽しむこともあると思います。そんなときは押しなべて野グソになりますが、トイレットペーパーを忘れたからといって、手近な草や葉でお尻を拭くのはやめましょう。それがもし『ギンピギンピ』の葉なら地獄の痛みを味わいます。この葉や枝を覆う刺毛には強い毒性が。その痛みは数週間続き、2年に及んだという記録も。また、お尻を拭いた男性が、その苦痛に耐えられず拳銃自殺したという報告もあります。
ただ、ギンピギンピはオーストラリアの植物。日本に自生しているかは分からないので、そんなに注意を払うことはないかも。
BBQ、キャンプで最も重要なのは火の管理。その不始末で、とんでもない被害を及ぼすこともあります。2014年、兵庫の男性がBBQを終え、消したつもりの炭を山に廃棄。ところが火は消えておらず山火事に。2日間燃え続け、延焼した規模は兵庫だけに甲子園球場18個分。死人はでなかったようですが、楽しかったBBQが一転、大惨事となりました。
上記の危険の他にも、熊のテリトリーに入ってしまって襲われることや寒いからと言ってテント内で炭を燃やし一酸化炭素中毒なども実際に起こった事故です。また渋々参加し、端っこでじっとしている陰キャには決して「うごけー」と命じないでください。帰り道に危険が待っている…かも?