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また、6種類以上のりんご品種を知っている人の割合については、青森県の女性が52.0%と全国の女性(28.0%)の約2倍に達している。りんごの品種名の認知度においても、「ふじ」「王林」「ジョナゴールド」をはじめとするすべての品種で、青森県の女性の方が全国の女性より高い認知度を示した。
りんごを食べる理由としては、全国・青森県の女性ともに「美味しいから」が最多(全国61.3%、青森県56.0%)となっている。特筆すべきは、「健康に良いから」が全国の女性では2位(39.3%)、青森県の女性では3位(32.0%)と、健康面への意識の高さも顕著だった。
健康や美容を理由にりんごを食べている女性がりんごに期待する効果として、「腸内環境の改善」が全国・青森県ともに約8割(全国77.2%、青森県77.8%)と圧倒的多数を占めた。さらに、食物繊維が多く含まれていると思う果物として、「バナナ」に次いで「りんご」が2位に挙げられている。
青森りんご対策協議会のウェブサイトによると、りんごには水溶性と不溶性の両方の食物繊維がバランスよく含まれており、腸内環境を整える働きがあるとのこと。水溶性食物繊維のペクチンは善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する効果が見込めるそうだ。
好きなりんごスイーツでは「アップルパイ」が全国・青森県ともに1位(全国77.0%、青森県76.0%)を獲得。反面、「タルトタタン」は最下位(全国23.0%、青森県20.0%)という結果になった。タルトタタンは全国で約6割、青森県で約7割が知っているものの、他のりんごスイーツに比べて味の印象が薄い可能性が指摘されているようだ。
一般社団法人青森県りんご対策協議会は昭和22年に発足し、青森りんご産業の振興発展を目的として活動を続けている。貯蔵技術の進化により1年中美味しいりんごが食べられるようになった現在、りんごの品種や栄養価値についての情報発信に力を入れている。