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コロナ禍のおうち時間を経て、大きく伸びているのがRTD(Ready To Drinkの略称)と呼ばれる「開けてすぐに飲める」飲料。一般的には、缶チューハイや缶カクテル、ハイボール缶などのアルコール飲料のことを指しますが、その中でも今、人気急上昇中なのが「無糖チューハイ」。
市場を牽引するキリンビール株式会社の「氷結®無糖」シリーズは前年比4割増しと売り上げも絶好調だとか。
なぜ無糖チューハイがトレンドとなっているのか?その背景や人気の理由を紐解きます!
7月上旬には「『無糖チューハイがトレンドへ!』氷結®無糖好調発表会」が行われ、無糖チューハイの盛り上がりを学び、トレンドが宣言されました。
2020年10月発売の「氷結®無糖」は、缶チューハイなどRTD市場が前年比97%と停滞した昨年の販売数量も171%と高成長を遂げ、発売3年目の今年も6月までの販売数量は前年同期比約4割増と絶好調!
その理由については、
「コロナ禍を経て心と身体を気遣う意識が高まり、糖類を気にせず食事に合うすっきりしたおいしさを求めるニーズに『氷結®無糖』が合致。さらにビール類の酒税改正が進むなかでも税率が据え置きとなるRTDを、ビール類と併用するユーザーが増えていることも追い風なのではないか。」(RTDカテゴリー戦略担当カテゴリーマネージャー 松村孝弘さん)
また「氷結®無糖」の発売後、商品名に『無糖』を掲げるチューハイが増え、市場は右肩上がりで、ストロング系やレモンサワーのトレンドを経て、無糖チューハイが第3次トレンドになりつつあるといいます。
また、飲食店で展開する「氷結®無糖 レモン コンク」も2022年の販売数量が前年比185%と伸長している!ということで、実際に導入し、「氷結®無糖」が最も売れているという焼肉店「アジェ 有楽町」に注文の傾向やその人気の理由を店長にインタビューしてきました。
「アジェ 有楽町」は京都を本店に構える焼肉店。鮮度が自慢の牛ホルモン「ホソ」が一番人気で、“洗いダレ”と呼ばれる脂を落とすタレに付けて食べるのが特徴。
有楽町界隈で働くサラリーマンやOLを中心に男女問わず幅広い人が集うといいます。
そんな人たちがビールの次に頼むお酒として人気だというのが「氷結®無糖 レモン」。
「ここ最近圧倒的な人気なのが氷結®無糖 レモンです。1杯目から頼む人も増えてきていて、特に女性に人気。さっぱり味を好む人にも好評です。」(店長)
また人気の理由については、
「さっぱりとした味なので、焼肉と合う・焼肉の邪魔をしないというのが最大の理由だと思いますさっぱりとした味なので、焼肉と合う・ホルモンが進むというのが最大の理由だと思います 。パッと飲めて、あっさりしているというのが特にサラリーマンを中心に人気を後押ししているような気もします。」(店長)
ホルモンと合い、すっきり味の「氷結®無糖 レモン」のマリアージュを楽しむ人が多数訪れるということでした。
さらに「氷結®無糖 」の開発秘話や製品のこだわりをキリンの担当者に聞いてみました!
まず、氷結®無糖はどんな人に向けて、どんな味をイメージして作られたのか?については、
「RTD市場の拡大をけん引しているのはビール類ユーザーの流入ですが、その人たちにとってRTDの“甘さ”は最大のトライアルバリア。ビール類を飲用する人がRTDを手にする機会が増える酒税改正のタイミングで、余計な甘さがないおいしいRTDにこそ機会があると考えていました。一方で、ビールユーザーには、RTD=甘いというイメージがあり、『食事に合わない』『ジュースのようだ』という意見が多かった。それを打破するためにも、『氷結』ブランドで“余計な甘さがないからこそ、おいしい”チューハイを作ることを目指しました。」
また、他のチューハイと比べて売れ方の特徴はあるか?との問いには、
「氷結®無糖の独自価値『余計な甘さがない、スッキリしたおいしさ』『糖類・甘味料不使用』から、特に40-50代のお酒好きな男性・女性に支持されています。高い味覚評価からリピートいただくお客様が多いのも特徴です。」
さらに氷結®無糖の今後の展望については、
「氷結®無糖はお客様の家飲みへの上位期待『飲みやすく飲み飽きない、食事にも合うお酒が飲みたい』に正面からお応えできるブランド。『酒類市場における無糖チューハイトレンド』をさらに拡大していくことで、まだご存じない方、知っているけど躊躇されている方にもお飲みいただく機会を増やし、家飲みの満足度を高めるとともに、氷結ブランドがご提供出来る『スッキリ明るい気持ち』になるお手伝いをしてまいります。」
ということでした。
どんな料理にも合わせやすく、後味さっぱりで罪悪感のない無糖チューハイは今後さらなる人気を獲得していく予感大!新時代のアルコール飲料、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか。