おかき専門店、株式会社中央軒煎餅は、2023年7月に創業100周年を迎えると同時に、次の100年に向けたおかきで未来を創るプロジェクト「サステナブル”おかき”アクション」を始動した。

第一弾として、おかき製造工程で出る”欠けたおかき”を好きな分だけ詰め合わせることができる量り売り販売「GRAM Kakecco(グラム かけっこ)」を開始する。最初の取り組みとして、2023年11月2日(木)〜11月4日(土)の3日間、中央軒煎餅 本店(板橋区)にて「GRAM Kakecco」を楽しめるPOP UP STOREを開催。

中央軒煎餅は大正12年創業の会社で今年、100周年を迎え、おかき、あられなどの米菓を販売している。代表商品としては「花色しおん」があり、駅ビルや百貨店のデパ地下などでも販売。「ものづくりのメーカーから”笑顔づくり”のクリエイター・チームへ」をビジョンに新たな取り組みも行っていると代表取締役 山田 宗氏は語った。

おかきづくりの工程では、どうしても”欠け”が生じ、通常の商品としては販売できない部分が出てくる。その量は年間でおよそ20トンにもなる。それを廃棄せず、「カケをエコに」というコンセプトのもとフードロス削減のために誕生した商品が「Kakecco(かけっこ)」だ。

今回のプロジェクトでは、「Kakecco」の量り売り販売を行う。紙袋やビン、自宅から持参の容器に、好きな味を好きな量(グラム)だけ詰めることができる。パッケージなどに使われるプラスチックの削減にもつながり、試食をしながら自分だけのオリジナルの商品をつくることができるのがポイントだ。

このスタイルは昔ながらのお煎餅の販売スタイルを今の暮らしに馴染むような形にアップデートした形となる。これにより更なるフードロス、ゴミ削減の貢献に繋げたいと山田氏は語った。

店頭に並ぶ商品は、”欠けたおかき”であるものの、味は全く損なわれることなく出来上がった、通常商品と同じ品質のおかきだ。「GRAM Kakecco」では、そんなおかきを通常商品よりも手頃な価格で買うことができる。

味の種類も豊富で「だし醤油・海苔巻」「ざらめ」などの定番味に加え、進化系おかきとして「桜えびレモン」「リゾコッティ」などの通常ではなかなか目にしない味も用意されているのも魅力の一つ。進化系おかきはお酒のおつまみとしてもピッタリでおすすめだ。

全10の味のおかきが揃い、普段は手に出しにくい変わり種の味も、好きな量だけの量り売りだと買いやすく、食べ比べもできて楽しい。

【サステナブル・アクションとして”食べるスプーン”を開発】

そしてもう一つのサステナブル・アクションとして製造工程で欠けてしまった醤油味のおかきをアップサイクルして作る「みらいスプーン」を開発した。これは全て食品でできているスプーンのため食べられる。

スプーンにしたのは子供からお年寄りまで誰でも使えることや、ピクニックやキャンプなどのアウトドアシーンでも活用できるからである。これにより使い捨てスプーン削減となりフードロスの削減とプラスチックゴミの削減に繋がる。

そのまま食べてもいいが、醤油味のおかきスプーンなのでヨーグルトやミルクアイスとの相性もよく、使い終わったら、ディップして食べるのも面白い。2つのプロジェクトはフードロスやゴミ削減など今後の未来に必要なアクションである。

先ずは2023年11月2日(木)〜11月4日(土)の3日間、中央軒煎餅 本店(板橋区)にて開催される「GRAM Kakecco」POP UP STOREにて「サステナブル”おかき”アクション」を体験してみてはいかがだろうか。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 創業100周年「中央軒煎餅」のサスティナブル・アクションとして製造工程で出る”欠けたおかき”の量り売り販売プロジェクト「GRAM Kakecco(グラム かけっこ)」開始