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イベント初日の8月18日には開会セレモニーが開かれた。オープニングパフォーマンスとして、三味線、横笛、和太鼓などを使用した演奏が披露された。演奏で使用された「森をつくる太鼓」は、東京の杉を使った太鼓で、自然と人を繋ぐサステナブルな楽器作りを目的に作られたとのこと。
次に、主催者として小池百合子東京都知事よりビデオメッセージで挨拶が行われた。小池都知事は、イベントの新たな試みとして、木の魅力を五感で味わう体験型展示など、一般来場者に向けた企画を多数用意しているため、子連れの来場者の方にも木の暮らしを楽しんでもらえるよう呼びかけた。
また、日本各地で自然災害が多発する中、日本発展の土台である治山治水のために全国の林業を活性化させることが急務とし、国内外の木材需要が拡大傾向にあり、国内の森林資源が充実している今こそ、全国が連携し国産木材の利活用に向けたムーブメントを起こすチャンスと訴えた。地域経済の活性化にもつなげていきたいと発言し、力を合わせて「"木の国ニッポン、木の都市東京"を実現してまいりましょう」とスローガンを掲げた。
続いて、林野庁長官の青山豊久氏より登壇者を代表して挨拶が行われた。青木氏は「日本の森林・林業は、人工林の多くが本格的な利用期を迎えている」と発言。地域を支える林業、木材産業を持続的に成長・発展させていくとともに、2050年のカーボンニュートラルの実現に貢献していくためには、伐って、使って、植えて、育てる、そういった森林資源の循環利用のサイクルを確立することが重要と説いた。当イベントによって、木材利用が暮らしの中でより一層進むことを願っている、と挨拶した。