今年も本格的な夏の季節がやってきますが、大手電力会社 7 社が6月1日より電気料金を値上げしていることをご存じでしょうか。

株式会社 LIFULL(ライフル)ではそのような状況の中、全国の20~69歳の男女500名を対象に「夏の住まい選びの湿気・暑さと節電対策に関する意識調査」を実施。今回はその結果をお伝えするとともに、「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」の担当者の方に住まい探しにおける暑さ・湿気、節電対策についてお聞きしています。

夏の住まい選びの湿気・暑さと節電対策に関する意識調査

今回の調査ではまず、「電気料金の値上げ発表を受けて、昨年よりも節電したいか」を質問。節電したいと考える人は約 9 割を超える結果となりました。

また、今年の夏、住まいで湿気・暑さ対策を「すでに行っている/行う予定がある」と答えた約 7 割の人のうち、対策として最も多かった回答は「クーラーを使用する」、2 位は「扇風機・サーキュレーターの使用」となり、節電意識が高い一方で多くの方が冷房機器を利用しているということが明らかとなりました。

続いて、「現在の住まいを選ぶ際に湿気、暑さ対策を意識して選んだか」と質問。結果は約半数の方が意識しなかったと回答(全く意識しなかった17.1%、ほとんど意識しなかった 32.7%)。住んだ後に「湿気・暑さ対策」を考えるものの、住まい選びの段階では、湿気・暑さへの意識が低い人が多いことが分かりました。

次に、上記の質問で「住まい選びの際に湿気・暑さ対策を意識した」と回答した人に、意識した点を質問。結果は1位「換気がしやすい間取り」、2 位「窓の大きさ」、3 位「窓の数や位置」と、窓に関する回答が多くあげられました。

さらに、「次の住まいを選ぶ際にチェックしたいポイント」を聞くと、上位 3 位は現在の住まい選びと同じ回答に。

また、回答率が伸びた項目は「隣近所の家や建物との距離」が 3.9Pt(11.6%→15.5%)、「ベランダの広さ」が 3.5Pt(9.0%→12.5%)、「日当たり(東向き)」が 2.4Pt(6.5%→8.9%)でした。これらの項目が現在の住まいを選ぶときには意識しておらず、今後は意識したい湿気・暑さ対策のポイントのようです。

LIFULL HOME'S 住まいの窓口・高瀬一輝さんに聞く住まい選びのポイント

今回は住まい選びでチェックしたいポイントをLIFULL HOME'S 住まいの窓口・高瀬一輝さんに聞いています。

①風通しのいい物件

間取り図を見たときに、窓と窓が対角線上にあることが重要です。1つの部屋内だけではなく、家全体で見て、窓と窓の距離が遠いほど家の中の籠もった湿気を外に押し出してくれます。湿度が下がり涼しい風が入ってくることで、エアコンに頼らずとも暑さが緩和されるため省エネ効果もあります。

②浴室乾燥機がある物件

家の中に湿気を生む要因として“部屋干し”が挙げられます。家の風通しがよくない場合は、湿気を浴室の外(家の中)に出さずに衣類を乾燥させてくれる浴室乾燥機が有効です。LIFULL HOME'S では浴室乾燥機付きの物件に絞って探すこともできますので、ぜひ試してみてください。

③高気密・高断熱、窓の種類をチェック

湿気対策として最も効果を実感できて最終的に節約が期待できるのは、高気密高断熱の家に引っ越すことです。特に夏のシーズンの家探しは、見学時に実際に住んで生活する暑さを感じることができるためチャンスです。また、夏の暑さ、冬の寒さは窓で決まると言っても過言ではないため、『断熱窓』を採用されているかは要チェックです。

 

いかがだったでしょうか。これからのお住まいを決める際には、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

情報提供元: マガジンサミット
記事名:「 LIFULLが「夏の住まい選びの湿気・暑さと節電対策に関する意識調査」を実施。専門家が語る住まい選びのポイントとは