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目の前に存在しない“誰かの想い”が見える不思議な力で周囲の人々を癒す主人公、未山役の坂口。完成作について「脚本を読んだときよりも広がった感覚で、観た人それぞれが自分なりの解釈ができる作品」と分析。未山の隣に突然現れる謎の男・草鹿役の浅香は本作を観て号泣したそうで「初めて観たときは温かい涙が流れて…。この地球に生まれて良かった~!と思った。モチベーションが上がる映画」と感動を報告した。
この浅香の「地球に生まれて良かった~!」発言にハマったのは、未山と暮らす恋人で看護師の詩織役の市川。まさかの名言に「ちょっと待って~!」と大慌ても、浅香から「実日子さんは本作を観ながら笑っていましたよね…」と暴露されると「みんな違ってそれでいい!観客のみなさんも、観たまま感じたままに我慢しないで欲しい。観た人それぞれ物語が変わっていく映画ですから」と呼び掛けていた。
伊藤監督はコロナ禍の現代に触れて「私たちは距離感に敏感になる時間を過ごしてきましたが、その時間は相手を想うことの時間だったともいえる。価値観や環境が違うことで責めあうのではなく、分かり合う。本作を通してそんな気持ちを改めて感じてもらいたいと思いました」と本作に込めた狙いを明かした。
過去に起きた事件をきっかけに未山とは疎遠になった元恋人・莉子役の齋藤は、乃木坂46卒業後初の映画出演。「もし未山が恋人だったら?」と聞かれると「ほえ~!?」と想定外という顔をしながら「恋人!?…ごめんなさい。私はあまり」と横にいる坂口を気にしつつも謝絶。当の坂口は「なんだか告白する前に相手からフラれた感じ…」と落ち込んでいた。一方、市川は未山との関係性について「2人の出会いを見てみたい。2年であの空気になるのは凄い」と不思議がると、坂口は「まあ、総じてお二人とも未山のことが好きという答えですね!」とポジティブにまとめていた。
また本作の内容にちなんで、それぞれの秘密を発表。市川は「坂口くんと足が似ている」という個性的な秘密で、浅香は「たまに都内の公園を裸足で歩いている」と健康志向的な秘密紹介。坂口は「左手に豆があります」と何かにチャレンジしている秘密を挙げた。
一方、齋藤は秘密について「ありません」とまさかの返答。しかしこれに齋藤のマネジャーから「インスタの投稿に苦戦している。間延びした写真を投稿したりして、なにこれ?なにこれ?とアタフタしている」とのタレコミが…。これに坂口は「メッチャわかる!」と理解を示し、齋藤も「難しいですよね!」と味方を得た気分。坂口が「インスタに投稿されたのかわからなくて、何度もタップして同じ投稿を3回くらい上げたりしている。ハッシュタグとかもイマイチ理解できない」とデジタルについて行けない悩みを明かすと、齋藤も「わかります!わかります!」と理解者出現に安心していた。