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博報堂が発行する雑誌「広告」の最新号が3月31日に発売。全体テーマである「いいものをつくる、とは何か?」を思索する第五弾として「文化」を特集し、その概念の曖昧さと複雑さを受け止めたうえで、「文化」をとりまく観念や事象をとおして、「いいものをつくる、とは何か?」を思索する様々な視点を投げかけています。
今号の表紙は、1冊1冊の色味が異なる「赤」のグラデーション仕様。人類が最初に使用した色とも言われる「赤」をシンボルカラーとし、シルクスクリーンという印刷技法で、職人が様々な赤を組み合わせながら手作業で刷り上げました。
連動企画として「赤から想起するもの世界100カ国調査」を実施し、分析結果を公式ウェブサイトで公開。「赤から想起するもの」の世界トップ5として、1位:血、2位:りんご、3位:愛、4位:怒り、5位:バラ、日本トップ5として1位:りんご、2位:血、3位:トマト、4位:赤信号、5位:いちごなどといった結果が出ており、「赤」に込められた意味の差異や共通性をとおして、「意味を共有するインフラ」としての「文化」と、その背景にある風土、伝統、宗教や思想に思いを巡らせることができる内容となっています。
なお、今号は小野直紀編集長体制での最後の「広告」として、全体テーマ「いいものをつくる、とは何か?」を思索する集大成に。「文化とculture 〜 社会学者 吉見俊哉 × 『広告』編集長 小野直紀」「現代における『教養』の危機と行方 〜 哲学者 千葉雅也 × 『ファスト教養』著者 レジー」「SNS以降のサブカルチャーと政治(テキストユニットTVOD)」など全35記事が掲載されています。
【「広告」公式ウェブサイト】
https://kohkoku.jp/
【note公式アカウント】
https://note.kohkoku.jp/